サブノートより間違いノートを作る

資格試験の勉強についてよく相談を受ける内容として、「サブノートは必要ですか」というものがあります。

サブノートというのは、テキストを補完するような目的で作るノートのことで、中学や高校の時に、先生が黒板に書いている内容をノートに必死になって板書(書き写す)した経験はありませんか?こういったノートをサブノートといっています。

サブノートよりも間違いノートの方が重宝する
サブノートよりも間違いノートの方が重宝する

結論からいえば、「サブノートはいらない」といえます。理由は簡単で、サブノートをわざわざ作らなくても、テキストに書き込めば十分であることと、サブノートを必死になって作ってもほとんど見る機会がない、この2点です。

高校時代などでは、先生によっては教科書(テキスト)にいろいろなことを書き込むことを善しとしない指導をする先生がいます。場合によっては、授業をしっかりと聞いていたかどうかの証明としてノートを提出させるようなこともあったかもしれません。

それはそれで教育方針ですから良いのですが、資格試験の場合にはサブノートを綺麗に作ったからといって誰かがそれを評価することはありません。また、テキストに書き込みをしてはいけないというルールも存在しません。

全てはあなたのやりやすいようにすればよい、それがルールです。

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女性限定の勉強法【小物活用】

資格試験の勉強をしていると、どうしても覚えられない!あるいは、覚えるのにうんざりというものも現実的には存在します。

特に、「年表の羅列」だとか、「こんなの覚えて何の意味があるの?」と言ったものです。

例えば、社会保険労務士試験における年金絡みの論点は、私自身も「こんなの覚えてどうすんの?」と感じたものですが、実際には覚えないと試験に合格することはできないわけです。

だから、文句を言っても始まらないということです。「ふざけんな~」と言ったところで合格できるわけではなく、いくらムカついても何の意味もない。覚えるしか解決方法はありません。で、実際に私もあの複雑な国民年金の年表や金額をひたすら繰り返し覚えたものです。

女性ならではの小物活用
女性ならではの小物活用

女性には、小物を頻繁に取り出したり、使うという習性があります。もちろん、女性に限らず男性もそういった傾向はありますが、女性の方がより繰り返し同じものを見る・使うという傾向にあります。

例えば、手鏡。あなたは1日のうちで手鏡を何回見ますか?多い人は数十回?手鏡ではなく、化粧関係の鏡も同様です。

携帯電話は毎日何回いじりますか?1回、ということはないでしょう。折りたたみ式の携帯電話を使っているとすれば、1日に何十回もカチャカチャやっているのではないでしょうか。

特に、トイレの中ではほとんどの女性がチェックすると言われています。

そうだとすると、それらの小物を上手く使うことはできないのか?ということです。

これは、男性よりも女性が頻繁に小物を見る・使う(使うということは見なければ使えないので、見ると同じことだと解釈します)という傾向を活かしましょうということです。

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ここまでやれば合格できます

どのくらい勉強すれば合格できますか?という質問に対する答え導くとしたら、それは、時間的な要素ともう一つの要素があります。

時間的な要素は、「どのくらい勉強すれば合格できますか」でご紹介した通り、

「講義の時間」【1】×「復習の時間」【2】となります。

つまり、講義の時間を3倍したものが最低学習時間ということができるのです。(独学などで勉強している女性は、資格学校のパンフレットや講座案内を見ると講義回数を把握することができるので便利です)

独学で勉強する場合でもあっても、しっかりと資格学校が無料で配布している講座資料を請求するようにしてください。いつもお世話になっているサイトから資料は無料で請求することができます。詳細は、資格を通信講座・通信教育で合格取得する方法で請求してください。(膨大な種類の資格の資料請求が可能です)

全部覚えれば合格
全部覚えれば合格

そして、それとは別にもう一つの要素である、時間的な基準以外でどこまでやれば合格することができるのかということですが、、それは「問題集」にヒントがあります。

つまり、もう一つの基準というのは、

手元にある問題集を全て覚える

ことです。ですから、どのくらい勉強すれば合格することができますかという問いに対する答えとして、あなたの手元にある問題集を全部覚えることです、ということが目安となります。

時間的な基準では、個々に記憶力などが異なるため、それほど意味をなすものではありません。あくまで最低となる参考値です。

しかし、問題集というのは物理的に目に見えるものなので、人によっては判断しやすいということもあるでしょう。

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どのくらい勉強すれば合格できますか?

どのくらい勉強すれば合格できますか?

こういった質問は、特に主婦やOLからよく聞く質問です。不安や心配、いろいろな悩みからくる質問だと思います。

敢えて答えるならば、「合格するまで勉強する」ということです。

どのくらい仕事をすれば社長になって億万長者になれますか?と聞く人はいないのに、資格試験になると時間的な質問が出てくる。確かに気持ちは分かりますが、例えば1000時間勉強すれば合格できます!といわれてやる気になりますか?

一般的な目安は、「資格学校の講義の時間×3倍」と言われています。

気になる勉強時間のこと
気になる勉強時間のこと

どういう考え方をしているかというと、

「講義の内容を理解するのに、当該時間」

「理解した内容を自分の記憶にするためにその2倍」

すなわち、講義は1回で理解することができるという前提で、その2倍の時間の復習によって自分の中に記憶として定着するという前提です。

資格学校の場合、講義時間は1コマ2時間か3時間が一般的です。そして、例えばある資格の講義コマ数が80回あったとします。(だいたい、社会保険労務士や日商簿記1級がこのぐらいのコマ数です)

そうすると、資格学校に通学するために要する時間は240時間、その倍の復習や自宅学習が必要になるので、復習必要時間は480時間、合わせて720時間程度となります。

720時間というのは、1年間で考えると毎日2時間勉強してクリアすることができる時間数となります。当然、ここには個々の受験者の俗人的な要素は加味されていません。

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企業財務会計士、とは?【公認会計士の下位ランク資格創設】(3)

この内容は、企業財務会計士、とは?【公認会計士の下位ランク資格創設】(1)

と、企業財務会計士、とは?【公認会計士の下位ランク資格創設】(2)

の続きとなっています。

企業財務会計士が創設されるということで、公認会計士や税理士と何が違うのか、そんな内容を整理しています。(ただし、これはほとんどが憶測です。詳細は、正式に企業財務会計士資格試験が創設されたときにご確認ください)

税理士と公認会計士と何が違う?
税理士と公認会計士と何が違う?

企業財務会計士が公認会計士と異なるのは、監査業務ができるかどうかが最も異なりそうです。

監査はできないけれど、一企業の中の財務分野には精通している、そんなイメージです。

一方、企業財務会計士が税理士と異なるのは、税理士と違って税金の計算はできない。しかし、税理士がさまざまな企業の会計(主に決算)を業務として行っているように、一企業の会計分野には精通している、そんなイメージです。

とすると、(公認会計士+税理士)÷2=企業財務会計士

といった感じかも知れませんね。

そして、公認会計士や税理士と決定的に異なる前提は、「独立可能かどうか」という点です。

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企業財務会計士、とは?【公認会計士の下位ランク資格創設】(2)

企業財務会計士という資格が創設されるようです。

この内容は、企業財務会計士、とは?【公認会計士の下位ランク資格創設】(1)の続きとなっています。

公認会計士の下位ランクの資格として、金融庁が創設を考えている企業財務会計士。金融庁が創設を考えているということは国家資格になる可能性は高いでしょう。

企業財務会計士が創設!
企業財務会計士が創設!

公認会計士の増員を行った結果、公認会計士に合格したけれど就職することができない状況を招いている。

そのため、公認会計士の増員(合格者を増やす)ということを中断して、新たに企業財務会計士を増やしましょうということのようです。(正確には異なるかも知れませんが、現時点での憶測だと思ってください)

ただ、一つだけいえるのは、創設される資格試験というのは「合格しやすい」という傾向にあります。

なぜならば、資格試験を創設しても、それが世の中に認知されるまでは相当な時間が掛かるわけです。でも、認知されなければその資格保有者自体の価値は上がりませんよね。

だから、早めに「こういった資格ができて、私は合格者です。だから凄いんです。」という状況を作りたい。そうすることで、徐々に市場に資格が浸透していくのです。

となると、まずは初期段階で合格者をある程度まとめて輩出することがポイントになります。しかし、そもそもそういった資格試験自体があることを、市場はおろか受験者さえも知らない。

まとめると、合格者を出したいのに、受験者が少ない。結果的に、受験者のうちそこそこ合格ラインを下げてでも、合格者を増やすことが必要になる。だから、新設試験というのは一般的に「合格しやすい」のです。

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