どのくらい勉強すれば合格できますか?

どのくらい勉強すれば合格できますか?

こういった質問は、特に主婦やOLからよく聞く質問です。不安や心配、いろいろな悩みからくる質問だと思います。

敢えて答えるならば、「合格するまで勉強する」ということです。

どのくらい仕事をすれば社長になって億万長者になれますか?と聞く人はいないのに、資格試験になると時間的な質問が出てくる。確かに気持ちは分かりますが、例えば1000時間勉強すれば合格できます!といわれてやる気になりますか?

一般的な目安は、「資格学校の講義の時間×3倍」と言われています。

気になる勉強時間のこと
気になる勉強時間のこと

どういう考え方をしているかというと、

「講義の内容を理解するのに、当該時間」

「理解した内容を自分の記憶にするためにその2倍」

すなわち、講義は1回で理解することができるという前提で、その2倍の時間の復習によって自分の中に記憶として定着するという前提です。

資格学校の場合、講義時間は1コマ2時間か3時間が一般的です。そして、例えばある資格の講義コマ数が80回あったとします。(だいたい、社会保険労務士や日商簿記1級がこのぐらいのコマ数です)

そうすると、資格学校に通学するために要する時間は240時間、その倍の復習や自宅学習が必要になるので、復習必要時間は480時間、合わせて720時間程度となります。

720時間というのは、1年間で考えると毎日2時間勉強してクリアすることができる時間数となります。当然、ここには個々の受験者の俗人的な要素は加味されていません。

頭の善し悪しとは別に、理解力や記憶力は個人差があります。また、仕事が忙しい時期や家庭の事情、本人のやる気など、通年で同じコンディションで勉強するわけではありません。

そういったことを加味していない数字であるために、あくまで参考値です。

しかし、こういった参考値があなたの資格試験の勉強上、役に立つのであればそれはそれで上手く活用して欲しいと思っています。

実際に、私も資格試験の勉強をする際には、毎日の勉強時間を手帳に付けていきます。そして、週を基準に勉強時間が確保できているのかを確認し、遅れているようであれば取り戻すというタイムマネジメントも行うようにしています。

ただし、ここでの参考値は、「最低ライン」と考えておいたほうが無難です。

720時間勉強すれば合格することができるということではなく、最低でも720時間の学習が必要であって、その上乗せで勝負が決まるというレベルで考えて欲しいのです。

そうしないと、720時間やったからもう大丈夫!なんてことになりかねません。

その間、あなたのライバルも必死に勉強しているとすると、胡坐をかいている余裕はないはずです。

あくまで、この参考値については、自分が目指す最低時間の目安だと考えてください。

そして、どのくらいという時間軸以外にも、「このぐらい勉強すれば合格できる」という基準になるものがあります。

それは、次回説明していきます。

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