資格試験に落ちたらどうする?落ちるのが怖い

資格の勉強をする際に、「落ちるのが怖い」という理由で躊躇する場合があるかもしれません。

 

そういった、いわゆる不合格への意識が強くなると、チャレンジ意欲が薄れてきてしまうんですね。

 

もちろん、誰でも「落ちる」という前提で資格試験に挑戦するわけではありません。

 

一方で、難関の資格試験であれば、合格者は10%前後となるわけですから、ほとんどの受験者は「不合格になる」というのが実態です。

 

だから、「絶対受かる!」という前提で勉強をしても、思ったような結果を得られないことも当然にあるわけです。

 

ならば、やはり合格可能性が低いから、挑戦は辞めておこう・・・というような話に繋がってくる。

 

落ちるのが怖いという発想自体、どのようなことがいえるのでしょうか。

 

落ちることで、自分自身を否定された気になる、勉強に費やした時間が無駄になる、周りの人に恥をかく・・・など、まあ、いろいろとあるわけです。

 

“資格試験に落ちたらどうする?落ちるのが怖い” の続きを読む

資格の選び方はどうすればよいでしょうか

資格検定の選び方は少しだけ背伸びする

8月は大型の資格試験(税理士試験社会保険労務士試験など)が終了し、9月になると新たに勉強を開始する主婦・OLで資格学校は賑わいをみせます。

 

実際、私も日々資格に関する相談を受けていますが、秋は「勉強の秋」ということもあるのか、相談に訪れる主婦やOLなど女性は絶え間がありません。

 

さて、この時期に多い相談は、「資格を取りたいがどの資格が自分に良いのか?」というようなものが多くなります。

 

 結論から言えば、「あなたがやりたいことをやれば良い」ということになるのですが、それでは答えになっていそうで実はなっていないかも知れませんね。

 

結局のところ、最後に決めるのは本人なのでそういったある意味冷たい言い方になるのですが、少し選び方についての考え方を書いておきたいと思います。

 

資格試験・検定試験というのは世の中に3,000種(日本国内で)あるといわれています。そして、多くの人は複数の資格を取得していたり、あるいは目指した資格検定に合格すると、その次にも何らかの勉強をすることが多いです。

 

となると、何が言えるかというと「最初から一つに絞る必要はない」ということです。あるいは、「勉強する中でいろいろと欲しい資格が次々に見えてくる」ということがいえます。

 

“資格の選び方はどうすればよいでしょうか” の続きを読む

社会に対する資格合格価値の変化

難関資格を取っても・・・変わる資格の価値

資格を取って人生大逆転!そんなドラマは昔は結構あったものです。

 

司法試験というのは、合格すれば弁護士・検事・裁判官の道が拓けるという法曹界の頂点に君臨する試験であり、日本の資格試験の中で最難関の資格試験。旧司法試験では、平均合格期間はおよそ8年といわれていました。

 

が、合格すれば「人生安泰」という資格でもありました。ありました、と過去形であるのは最近では必ずしもそうは言えなくなってきたからです。新司法試験に移行して合格者を増やそうとしたのに、「合格者がある程度増えたら就職できない人が増えた」「合格者を増やすはずで放火大学院の仕組みを整備したが、思ったよりも合格ラインをクリアするものが少ない」という問題に直面しています。

 

2011年の司法試験合格発表は9月8日にありましたが、合格率は23・5%と新司法試験に移行してから過去最低を記録。法務省の目論見どおりには行かないようです。

参考記事→新司法試験 合格率23・5% 過去最低

 

 そもそも日本は法曹界の人口が少ないという前提で、優秀な法曹関係者を増やそうとした試みですが、結果としては運用に成功しているとはいえません。

 

アメリカは弁護士になっても実務の競争が非常に激しいので、資格は取れて当たり前(アメリカで弁護士になることは日本ほど敷居が高いということではない)で、その先で勝負をさせる。

 

日本ではそういった取り組みは馴染まなかったようです。

 

日本の公認会計士資格も同じような状況になっています。

 

“社会に対する資格合格価値の変化” の続きを読む

新たな出発【終わりは始まり】

今までの生活が一瞬にして失われる。

現代のような恵まれた状況にあって、そのようなことは現実的ではないとされてきました。

しかし、不景気により企業は倒産し、予測不可能な災害も起こり得る。

あらためて今考えなくてはいけないこと。それは「自立」なのです。

自立への第一歩
自立への第一歩

会社が潰れることも、災害が起きて全てを失うことも今後はよりリアルに想定をせざるを得ない。

そうなると、結局頼りになるのは「自分」だということなのです。

仮に、全てを失っても我々は生活までを放棄することはできません。我々が生きているのは、あるいは生かされているのには必ず何らかの意味があり、我々はどんな困難があっても行きぬかなければならない存在なのです。

その過程で、楽しいこと、悲しいこと、さまざまな体験を通して成長していくのです。

例え、今までの生活が激変しようが、それは不幸なことではないといえます。

なぜならば、何かが終わるということは、何かが始まると言うことだからです。

仮に、誰かと別れなくならなくてはいけないとしても、それは悲しむ必要はありません。なぜならば、その人との別れの次には、新しい人との出会いがあるからです。

そのように、終わりというのは新たな自分の成長に向けたステップアップであると考えることもできるのです。

誰でも今までの状況が変わることは大変ですが、変わってしまえば何とかなるものです。そして、そこで新たに学ぶことはたくさんあるのです。

“新たな出発【終わりは始まり】” の続きを読む

マーカーは慎重に使おう

資格試験の勉強をしていると、様々な文具(文房具)が必要になってきます。代表的なものに、マーカーがあります。普段から仕事などで使っているOLも多いと思いますが、資格試験の勉強にマーカーは必需品と言ってよいでしょう。

他にも、シャーペン、ボールペン、計算をするような試験であれば電卓も必要です。

いずれにしても、マーカーはほとんどの受験生が持っていると考えられ、1本ではなく、色を変えて結構な数を揃えている受験生も多いようです。最近では、様々なカラーがセットになって販売されています。

マーカーを引くのは重要箇所のみに絞る
マーカーを引くのは重要箇所のみに絞る

一般的に、マーカーは「文字あるいは文章を塗り潰す」ために使うことが多いようです。

そもそもマーカーとはそういった使い方をする前提だと思われますので、それは問題ないのですが、重要なのは、「何を根拠にマークをするのか」ということです。

もちろん、通常であれば「重要な箇所」ということになります。では、重要な箇所とは何か?

これが、受験生によって結構バラバラであることが多いのです。自分が重要だと思う箇所にマークをしている人もいますし、先生にマークを引けと指示されて引いている受験生もいるでしょう。それ以外にもいろいろな理由で引いているかも知れません。

いずれにしても、マーカーを使う時の大原則として、「むやみに引かない」というのが鉄則です。なぜならば、重要な部分にマークするから意味があるのであって、全部にマーカーの線が引かれていたとしたらほとんど意味がないですよね?

“マーカーは慎重に使おう” の続きを読む

資格試験合格という目標を持つことの意味

歳を取ることを重ねるにつれ、毎年のように思うのが「今年ももう終わりか」「今年は早かった」という気持ち。30代を超えたあたりから特に強く意識するようになる傾向にあります。

20代の頃はそんなことを思わなかったのに、それはなぜか。

いくつか理由がある中で、その中心的なことは「目標」と「達成」ということがいえるでしょう。

20代までは、自分の意思とは反して、社会的に教育などのステップや様々なイベントが設けられているものです。例えば、小学校、中学校、高校、大学などとステップがあるので、半強制的に何らかの目標を持たざるを得ない。

それ以外にも、成人、入社、入学、などいろいろなイベントが自動的に与えられる。これらは、善し悪しは別として基本的に逃げることができない。

結果的に、様々な目標や方向性を自分で決め、時に周りから支えられながらそれに向かって行動を起こさざるを得ない。一方、それらをこなすことで、自分自身が大きく成長しくことになります。苦労も挫折も味わいながら、それでも充実した日々がそこにはあるということです。

“資格試験合格という目標を持つことの意味” の続きを読む