書いて忘れよう

資格試験の勉強をしていると、「覚える」ことに意識を強く持っていかれることがあります。資格試験に合格するためには、

  • 誰もができる問題を確実に覚えて本試験でできること

が前提になりますので、確かに覚えるという作業は極めて重要であることは間違いありません。

しかし、覚えようとする意識が強すぎることで、前に進めなくなってしまったり、やたら難しい問題だけを復習しているという受験生も少なくありません。特に、几帳面で真面目な女性には特にこの傾向が顕著に見られます。

書くことで忘れよう
書くことで忘れよう

まずは、強引に覚えようとすることから離れてみてください。

人間と言うのは、自分にとって重要なものは「覚えよう」と意識しなくても自動的に覚えることができるようになっています。

テレビCMの音楽を覚えてしまうのも、自宅から会社までの道順を覚えてしまうのも、覚えようと意識はしていません。

しかし、結果的に覚えているものです。

資格試験に強い人というのは、サッサと忘れていくような勉強方法を採用しているのです。

それは実に簡単な方法です。

“書いて忘れよう” の続きを読む

資格の勉強はRPGゲームを繰り返すようなもの

資格試験の勉強は「もう嫌だ!」といくら思ったところで、勉強を続けない限り合格を手に入れることはできません。

その意味で資格試験とは過酷なものですが、一方でがんばれば必ず合格することができるというのもまた事実。よくわかんない内容でも覚えてさえいれば合格することができてしまうのが資格試験。

であれば、「ひたすら問題を解こうよ」という話になるのですが、それほど単純なものではないわけです。つまり、継続することは人間にとって最も難しいものだからです。

習慣化する程度まで勉強が自分のライフスタイルに根ざしてしまえばそれはそれで良いのですが、毎日の歯磨きや入浴レベルまで勉強を位置付けるのはそれほど簡単なことではありません。

RPGゲームを解くことと繰り返し攻略すること
RPGゲームを解くことと繰り返し攻略すること

ところで、あなたはテレビゲームをやりますか?

それは携帯電話によるゲームでも構わないわけですが、ゲームの種類はロールプレイング(以下、RPG)ゲームです。

今はやらないという女性でも、昔に少しぐらいはかじったことぐらいはあるのではないでしょうか。

RPGゲームとは、簡単に言えば主人公を育てながら何らかのストーリーを完結させる、という趣旨のもので、通常は最後にボス的なモンスターを倒すことでゲームは攻略(ハッピーエンド)となります。

資格試験は、このRPGゲームを何回も攻略する(つまり、何回もハッピーエンドを迎える)ことと非常に良く似ています。

RPGゲームでは、基本的に敵を倒しながら主人公を育成していかなければなりません。これは資格試験の勉強で言えば、基礎的な問題をどんどん解いて、自分の知識を高めるということと同義です。

“資格の勉強はRPGゲームを繰り返すようなもの” の続きを読む

勉強は自己成長、真剣度はある?体験はある?

我々はさまざまなものに好奇心や興味があって、意識しているか無意識かは別としても勉強しているものです。

次のようなものであっても立派な勉強であるといえます。

  • 仕事に励んでいる
  • 異性に好かれるために自分を磨いている
  • 趣味に浸かっている
  • パソコンでネットサーフィンをしている

自分の知的好奇心を満たすようなものであっても、無駄なものなどありません。全ては、自分自身への成長へとつながっているのです。

自己成長とスキル
自己成長とスキル

学ぶというのは「成長」をあらわすということです。そして、学ぶというのは何も机に座っていることだけではありません。教材など使わなくても、我々はさまざまなものを学んでいるのです。

そう考えれば、資格受験というのも「異性に好かれるための方法の一つ」であったり、「趣味に浸かっている」のと何ら変わりはありません。

しかし、なぜか「いかにも勉強」的な雰囲気がやる気を阻止してしまう傾向にあります。

資格を持って輝いている女性は男性からすれば非常に魅力的です。そして、資格を取ることは「努力すれば必ず可能」であり、ある意味で実現することは容易いことです。

なぜならば、他の異性に好かれる方法と言うのは必ずしも自分だけの力でどうにかなるとは限らず、確実性が高いとは必ずしも言えません。(もちろん、資格を持っていれば異性に好かれるかどうかも決定打はありませんが、ここではあったほうが良いという前提を置いておきます。)

“勉強は自己成長、真剣度はある?体験はある?” の続きを読む

やる気をなくしても回復させる方法【無料の刺激】

資格試験の勉強は長丁場となることが多く、その過程ではさまざまな困難が待ち受けています。

結局、どんなに優れた勉強方法を知っていても、勉強しない限りは合格することはない。そんなことは当たり前に分かっている、でも、なかなかやる気が沸いてこないというケースは少なくありません。

こういった状態をスポーツ界では「スランプ」という言い方をしたりします。

図書館に行こう
図書館に行こう

スランプの克服法というのは、ほとんどの場合単純でありつつも、その方法やきっかけが分かるのはあくまでスランプから脱出したときです。

どんなに単純な克服法であっても、スランプに陥っているときには分からない。だからこそ、スランプというのです。

こういった場合、何らかの「刺激を受ける」ことで脱却を図ることができるようになることが多くあります。

そこで、スランプ脱却ややる気を回復させるための方法をご紹介します。

この方法は、お金が掛かることもなく、多くの受験生にとって有効な方法といえます。

“やる気をなくしても回復させる方法【無料の刺激】” の続きを読む

期待されていること【資格試験の問題作成者の視点】

資格試験は「問題を作成する人」と、「問題と解く人」の2者が存在します。

問題を作成する人は極めて少数であり、ほとんどの人が解く側に回ることになるわけですが、資格試験の効率的な合格を狙うためには問題を作成する人の気持ちも少しは考えておいた方が良いといえます。

  • 過去問題が繰り返し出題されるのはなぜか
  • いつも似た論点が繰り返し出題されるのはなぜか

そんな出題傾向を見ていければ、問題作成者の気持ちも少しは分かりそうな気がします。

作問者は何を期待しているのか
作問者は何を期待しているのか

同じような論点を繰り返し出題しているのは、出題者(問題作成者)として、そこをしっかりと受験生には押さえておいて欲しいという気持ちの表れかも知れません。

何の脈略もなく同じ論点を繰り返し出題するということはないはずです。

過去問を繰り返し出題するのは、どうしてでしょうか。

1つは、過去の出題傾向を大きく変えることは、今まで続けてきた試験そのものを否定することにもつながる恐れがあるため、困難であることがあるでしょう。

だから、基本的には今までの出題傾向をできるだけ踏襲したいわけです。

もう一つ、過去問題を繰り返し出題する理由があるとしたら、何が考えられるでしょうか。

“期待されていること【資格試験の問題作成者の視点】” の続きを読む

知らないものは考えても分からない【知識と思考】

資格試験の勉強をしているときに、難しい問題にあたってしまって「ウンウン」うなる。

しかし、いっこうに分からない。

このような場合、あきらめて「サッサ」と答えと解説を見れば良いのですが、「解けるはずだ!」などと考えて時間を費やす人も多いようです。

それはそれで構いませんが、パッと見でよくわからないような問題は、多くの場合には、「考えても分からない」ということが大半です。

それはなぜでしょうか?

知らなきゃ考えても無理
知らなきゃ考えても無理

資格試験などの場合、考えるという作業は、独創的なものでなければ、創造的なものでもありません。

無から有を生み出すために「考える」わけでもないのです。

その意味で、一般的に言われている「考える」ということと、資格試験などの勉強が意味する「考える」というのは少し違うのです。

私たちのような受験生は、学者になるわけではありません。ですから、本来的な「考える」という作業は必要ないのです。

だとすると、問題を目の前にして「ウンウン」うなっているのは、考えているわけでなくて、「思い出している」だけなのです。

“知らないものは考えても分からない【知識と思考】” の続きを読む