自信を持とう

資格試験の本試験では、大変な緊張の中で受験をしなければならない。通常、周りの受験生を見ればなぜか頭が良く見え、そして凄く勉強しているような錯覚に陥るものだ。

しかし、自分に自信を持って本試験に挑まないと、本試験の雰囲気に飲み込まれてしまう。1点や2点を競う試験においては、これでは完全に致命的である。

では、どうすれば自信を持つことができるのか。実はこれは資格試験を受験している受験者の実態を知れば簡単なのです。

どういうことか?

つまり、本試験に受験をしに来ている全ての受験生が十分な準備をしているわけではない、ということをまずは知って欲しいのです。

繰り返しになりますが、忙しい主婦・OLが毎日継続的に勉強をするというのは、並大抵のことではありません。それは、学生でも、男性のサラリーマンでも同じこと。

よって、本試験を受験している全ての人がきっちりと勉強を継続してきた人と言うわけではないのです。本試験はしっかり勉強してきた人だけが受験することができるものではありません。受験申込をした人が受験しに来ているだけです。つまり、どのくらい勉強しているのかは分からない。

通常の試験を例に取れば、最後まで勉強を一通り行ってきた人はおよそ半分くらいだと考えてよいでしょう。つまり、10人いればそのうちの5人はほとんど勉強をしてきていないのです。これが資格試験の実態なのです。

本当に?と思うかも知れませんが、そんなものです。マークシートの試験は運がよければ何も知らなくても合格する可能性はゼロではないし、あるいは、せっかく払った受験料がもったいないと言うことでとりあえず記念に受験すると言う人も少なくないのです。

この段階で、しっかりと勉強してきた人の合格率は理論的に考えれば半分にまで高まっているのです。

勉強を継続することが難しいのはあなただけではないと言うことです。他の主婦やOLやサラリーマンや学生、全ての人にとって難しいことなのです。

だからこそ、勉強を続ければ必ず合格することができる。まずは、この事実をしっかりと知って欲しいのです。しっかりと勉強をするだけで、合格可能性は50%アップし、後は「どのくらい真剣に勉強したか」が問われることになります。

10人のうち、5人が一通り最後まで勉強をしてきている。その5人の中には、問題集を1回一通りの人もいれば、問題集を5回転した人もいる。いや、10回転した人もいる。10時間やった人もいれば、100時間の人もいるし、1000時間の人もいる。

確かに、量や時間が一番重要なことではないけれど、結局は「時間と量」を掛けた受験生は強いわけです。なぜならば、本試験で自信を持てるから。

もう、これ以上できないくらい勉強をやった!と心から思える人は、本番で本当に強い。これが、自信を持つとということです。

中途半端にやるから、本試験で周りの受験生を見て、「あの人頭良さそう」「勉強してそう」と思ってしまう。自分の勉強を振り返ってみて、それと他人を比較しているわけです。十分な勉強をしていれば、もうこれ以上できないというほどまで勉強をしていれば「あの人も勉強をしているかもしれないが、自分もあの人と同じかあるいは多くやってきた」と思える。

これが、自信を持つということなのです。

そして、それが1点や2点の上積みとなります。やればやっただけ合格に近づく、継続はあなたを裏切らないし、努力のみがあなたの自信になるのです。

誰かと勉強量や時間を比較する意味はありません。でも、仮に誰と比較しても「自分が一番やった」と思えればそれが一番の自信に繋がります。あの時遊んでしまった、もっとやれたと思った瞬間、本試験で周りの受験生が頭が良く見える。これは、後ろめたさから来るものであり、まさに本試験の独特の空気に、雰囲気に飲み込まれた状態です。

誰よりもやってみる。そうすれば、合格できないはずがないのです。

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