型(かた)を身につける

ある程度の難易度の高い資格試験を目指したい、けれど、やはり不安だという主婦・OLも多いでしょう。

基本的に、正しい勉強方法を行っていれば、誰でも資格試験に合格することはできます。どのような資格であっても、資格の種類や難易度に関係ありません。初めての資格試験への挑戦で、難関資格試験に合格した女性は少なくないのです。しかし、そうは言っても不安だという主婦・OLもいるでしょう。

何事も最初は型から
型から入る

その場合には、最終的に目指す資格試験に関連しており、かつ、比較的短期間で取ることができる資格試験に挑戦してみると言う方法があります。

例えば、税理士試験を目指すのであれば、そのベースとなる日商簿記検定を受験してみる。日商簿記検定は1級~4級までありますが、まずは3級を受験してみる。

本命たる試験に進む前に、とりあえずワンクッション置くという考え方です。一見遠回りに思える方法ですが、実はこちらの方が早く目的地に到達することができると言うことも多いのです。

「急げば回れ」に代表されるこれらの考え方は、「型(かた)を身につける」ということを前提に置いています。

例えば、空手であってもまずは「型を身につける」ということを重視します。きっちりと型を身に付け、その上で始めて自分らしさを加えていく。

要するに、「基本をしっかりとできるようにする」ということなのです。なぜこれが重要になるかと言うと、応用は基本がなければ成立しないからなのです。つまり、基本と言うベースがなければその上に何かを乗せることはできないのです。

型を知らない人が、いきなり応用的な技を繰り出すことはできない。勉強も実は同じことが言えます。基本をしっかりと習得しないうちから、自分流の勉強方法を模索してしまう。どうすれば効率的か、質が高くなるのかを考えてしまう。

しかし、基本がなければ何をやっても上手くいかないのです。

最近、基本をしっかりとできる女性が残念ながら減ってきていると思います。いや、基本はできるのに、それを続けることができない。一つのことを徹底してやってみると言うことができない女性が増えてしまった。

一つのことをまともにできない人が、いろいろな情報を頼りに「これもダメ」「あれもダメ」と嘆いていることが増えていますが、それは「型を身につけていない」からそうなるのです。

全てのことやものには、基本と言うものが存在します。それを覚える・習得するのは簡単そうで奥が深い世界なのです。しかし、一度それを完全に自分のものにしてしまえば、後は自然に応用はできるのです。そこまで行って始めて「あなた流」ができるわけです。

比較的易しい資格試験に挑戦して、きっちりと型を身につける。そうすれば、どんなに難しい資格試験だって必ずあなたなら合格することができるのです。

あれも、これもではなく、一つのことを徹底して続けてみる。何かを極め、自分なりのやり方を見つけ出すというのはそういうことなのです。

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