過去問に合格の全てがある

資格試験では、実際に本試験で出題された問題が公開されています。一部の資格試験では非公開のものもありますが、通常はどのような問題が出題されたのかが事前に分かるようになっています。

実際の本試験で出題された問題を過去問と呼びます。過去の本試験問題という意味です。そして、この過去問は資格試験に合格する上で最も重要なツールとなります。

つまり、資格試験に合格したいのであれば、過去問を徹底的に分析する必要があるのです。しかし、多くの受験生は、過去問をそれほど重要なツールとして位置付けてはいません。中には、単に腕試し用の問題集として利用したり、最後まで1回も解かずに大事に温存している人も少なくありません。

過去問をどう活用するのかによって、合格する可能性は変化します。

過去問だけを繰り返し勉強することだけで合格できる資格試験は実は多いのです。むしろ、ほとんどの資格試験においては、過去問からおよそ6割程度の問題が繰り返し出題されています。

もちろん、全く同じ内容が出題されることは稀ですが、よくよく考えてみると文章が異なるだけでほとんど同じ内容だったり、聞いている観点が異なるだけという問題も少なくありません。

つまり、過去問を繰り返し解くだけで本試験の得点のベースを作ることは可能であり、そうだとすると過去問は最も優先的に着手すべきツールと言えます。過去問は腕試しのためのツールでもなく、大事にしておくものでもありません。

過去問は真っ先に眺めて、どのような問題が、どのような形式で、どのくらいの量出題されているのかを判断し、それに基づいて今後の勉強の方向性を決めるためにも使うことができます。

その後は、繰り返し解くという作業を行っていきます。

資格試験は「過去問に始まり過去問に終わる」と言われます。そのぐらい重要なツールですから、どんどん利用するようにしてください。

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