資格試験と言うものは、基本的に「落とさない」試験です。つまり、がんばって勉強すれば、必ず合格することができるのが資格試験なのです。
私も職業柄、いろいろな資格試験の問題作成等に関与することがあります。そこで考えることは、「受験生を苦しめよう」などと思うことはありません。もちろん、試験である以上、全員を合格させることはできません。ですから、何らかの形で受験生間に差がつくように問題を作成する必要があることは事実です。
資格試験で合格させたい人は誰か?それは、頭が良い人でもなければ、既に専門性を有している人でもありません。
資格試験の勉強を真面目にやってきた人。あなたが資格試験の問題を作成する作問者であれば、そう考えるでしょう。勉強をがんばってきた人は、合格すれば実務や現場でも、仕事に資格を活かしてがんばってくれるだろうと推測することができるからです。
だとすれば、難しい問題を出題する必要も無ければ、奇抜な問題を出題する必要もありません。ほとんどの問題は、しっかりと勉強してきた人が解くことができる問題で構成されるはずです。