夏は資格試験の本試験シーズンがはじまります。
この時期は、連日のように本試験が実施され、多くの資格試験受験生が暑い中、本試験会場へと繰り出します。
そうなると、この時期は多くの受験生が「直前期」を迎えているということになります。
直前期というのは、本試験に備えて最終的な調整を行なう時期で、非常に重要な位置付けです。
なぜかというと、この時期に多くの受験生が「力を伸ばす」ことができるからです。
今までの勉強で思ったような成果が出てない、やってもやっても点数が安定しない、という悩みを抱えていた受験生が、急激にレベルを上げてきます。
今までの苦労の過程で積み上げた知識が、自分の頭の中で上手く結合して、「分からないものが分かるようになる時期」であり、「できなかったものができるようになる時期」なのです。
ですから、直前期というのはガンガン勉強をすることで、成績を伸ばすことができるのです。そして、それは受験生自身でも体感することができることです。
ですから、この時期は辛いながらも「もう少しがんばろう!」という気になることができる。
一方で、直前期に何かにとり憑かれたかのように急に勉強をする気力が低下してしまう、という受験生も実は多いのです。
これを、階段の踊り場現象と言っています。