節目をつける【資格勉強のタイミングを意識する】

結局のところ、資格試験というのは勉強を続けてさえいれば必ず合格することができるというのが結論的にいえます。

でも、その継続するということが、簡単そうで最も難しいことなのです。初めて資格試験の勉強を開始しようとしている主婦・OLは、私の頭で合格できるでしょうか?難しい問題を解くことができるようになるのでしょうか?という不安を持っています。そのような不安を持つことは分かりますが、基本的にそのような不安は資格試験の合否とはほとんど関係がありません。

小槌でバーンと時間を区切る
小槌でバーンと時間を区切る

つまり合格条件として頭が良いことも、難しい問題を解けるようになることも必要ではありません。

必要なのは、基本的な勉強をただひたすら繰り返すこと、それだけです。

しかし、単純なことほど難しいというのが現実なのは、あなたにはお分かり頂けるでしょうか?

単純なこと、すなわち基本的なことに対しては、人間はそれほど価値や意味がないと感じる傾向にあります。

だから、新しいことであったり、難しいことや複雑なことにある種の価値を感じるわけです。

すでにたくさんの合格者からの事実として、特殊な能力や特殊な勉強方法は必要内ということが明らかとなっているのに、「記憶力が高まる」「1週間で資格試験に合格できる」というような教材等があると手を出したくなってします。

もちろん、そういった教材やノウハウを否定するつもりはありませんが、結局そういったノウハウを自分のものにするためには、続けることが前提になります。続けない限り、自分のものとして使いこなすことはできない。

そうすると、どうなるか。

最初は自分にとって目新しい内容だったり、知ってて得する情報なわけですから、先ほどの論理でいえば「新しい」「難しい」「複雑」だから自分にとっては価値がある。

しかし、その価値というのは、その時点で全て自分の中では終わってしまっている。

映画も最初はすごい衝撃と感動がありますね。そういったものを望んでいるわけです。でも、1度みたらもう十分でしょうか?たぶん、ほとんどの人が十分でしょう。

ならば、その映画のことをどこまで覚えているか、覚えていられるかといったら疑問ですよね。

音楽はどうでしょうか。お気に入りの歌手の歌を聴いても、最初はそれほどインパクトに残らない場合があります。そして、それほど良い曲だとは思っていないとする。

でも、音楽というのは繰り返し聴くことが一般的です。何回か聴いているとどうなります?中にはその曲が自分のお気に入りになっている女性も多いでしょうし、はるか昔から知っているような状況になることも多いです。あるいは、勝手に歌詞が頭の中に思い浮かぶようになるでしょう。

歌詞なんて覚えようとしてもいないのに、です。

こういったケースを考えてみれば、いかに繰り返すのが重要であるかということが理解できるはずです。覚えたくないものや覚えるのが非常に難しいものであっても、繰り返していればあなたの脳が「これだけ繰り返してるということはとても重要なんだろう」と考え、自動的に覚えることができるというわけです。

同じ情報を流すことで、脳みそはそれを拒否できず記憶してしまう。

そんなことをまずは知っておくと良いでしょう。

だとすると、いかにして繰り返す土台を作るのかということですが、要するに時間に対する区切りをつければよいのです。

あたかも小槌が振り落とされて「静粛に!」と似たごとく、「勉強の時間だ!」となれば良いのです。

では、どう考えればよいのかというと、長くなったので次回みていきます。

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