覚えることは大変?
普段から本はたくさん読んでいる。通勤電車、寝る前、読書は嫌いではない。しかし、同じ本を読むにしても、資格試験のテキストを読むとなると途端に息苦しくなってくる。
そんなことを思う人も多いようです。
本と言ってもさまざまなジャンルがあるわけですが、例えばビジネス書が好きだとします。いつもビジネス書はよく買って読んでいるけれど、資格試験のテキストとなると途端に何かが違ってくる。
経営の勉強をしているのであれば、資格試験のテキストも普段読んでいるビジネス書も内容的にはたいして変わらないはずです。事実、資格の勉強を開始した当初は、テキストを読むということにそれほど苦痛を感じることなく、むしろ「楽しい」という感覚を持って読み進めることができます。
要するに、資格試験のテキストを読むのが辛いのは、「覚えなくてはいけない」という前提で読むからだ、ということがいえるでしょう。楽しい内容の本であっても、何度も繰り返し読むというのはよほど好きな本、内容でない限りはあまりありません。
そのように、我々は同じ物を何度も繰り返すということがもともと苦手であるといえるのです。