分からなかったものが分かるようになる時期

資格試験の勉強も直前期になると、いろいろな変化に気付くことが多くなります。例えば、今までは問題を解くのに時間が掛かっていたはずなのに、早く解けるようになったり、問題をパッと見た瞬間に答えをイメージすることができるようになったり、テキストのどこに何が書いてあったのかイメージすることができるようになったり。

これらは、全て、今までの勉強の賜物です。上記のようなことを1つでも感じることができれば、あなたは資格試験に合格することができるチャンスを持っています。

継続的に勉強を繰り返さない限り、これらの変化は訪れることはありません。種を撒き、水をやり、丁寧な世話をして果実をようやく収穫するかのように、あなたの中で大きな変化が起こっているのです。

パズルと一緒
パズルと一緒

そして、今まで分からなかったことが分かるようになっている自分に気付くはずです。

あれだけ考えても分からなかったものが、今では当たり前のように分かるようになっている。あるいは、あたかも何かにとりつかれるかのごとく、急に目の前のモヤモヤが消えて、分かるようになった。

直前期には、そんな経験をする主婦やOLが多いと思います。

これは、まさにパズルと同じ原理です。

パズルも少ないピースでは全体像が分かりません。しかし、1つ1つ時間を掛けてはめていくことで、徐々に絵が出来上がってくる。

1つ1つのピースが組み合わさりだすと、全体像が徐々に見え始める。その結果、今までは見えていなかった光景が見え、イメージをすることができる。だから、次々に他のピースも埋めることができるようになってくる。

勉強も同じことです。

パズルは必ずしも角の方から始めていく必要はありません。隅の方からピースを当てはめていく必要はないのです。真ん中から始めても良い。でも、それが重なっていけば完成像が見えてくる。

勉強も全部を完璧にしなければ前に進めないわけではない。できるところを、分かるとこを徹底的に潰していけば、いつか、それが全体的にまとまりのある「絵」になって、自分の頭が整理されてくる。結果的に、分からなかったものが、分かるようになってくる。

今までできなかったものができるようになったのは、神が降臨したからではありません。あなたが、分からないなりにも、コツコツと1つ1つのピースをはめる努力をしてきたからです。

まだまだ本試験まで時間があるのなら、これからもコツコツとまだはめていないピースをはめていくようにしてください。1つはまれば、それによってより多くのことを得ることができる。

あなたの頭の中に入っているパズルは、もうすぐ完成の時期を迎えることになります。1日に1ピースでも十分です。でも、間違えることにないように、しっかりと組み込むようにしてください。

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