マーカーは慎重に使おう

資格試験の勉強をしていると、様々な文具(文房具)が必要になってきます。代表的なものに、マーカーがあります。普段から仕事などで使っているOLも多いと思いますが、資格試験の勉強にマーカーは必需品と言ってよいでしょう。

他にも、シャーペン、ボールペン、計算をするような試験であれば電卓も必要です。

いずれにしても、マーカーはほとんどの受験生が持っていると考えられ、1本ではなく、色を変えて結構な数を揃えている受験生も多いようです。最近では、様々なカラーがセットになって販売されています。

マーカーを引くのは重要箇所のみに絞る
マーカーを引くのは重要箇所のみに絞る

一般的に、マーカーは「文字あるいは文章を塗り潰す」ために使うことが多いようです。

そもそもマーカーとはそういった使い方をする前提だと思われますので、それは問題ないのですが、重要なのは、「何を根拠にマークをするのか」ということです。

もちろん、通常であれば「重要な箇所」ということになります。では、重要な箇所とは何か?

これが、受験生によって結構バラバラであることが多いのです。自分が重要だと思う箇所にマークをしている人もいますし、先生にマークを引けと指示されて引いている受験生もいるでしょう。それ以外にもいろいろな理由で引いているかも知れません。

いずれにしても、マーカーを使う時の大原則として、「むやみに引かない」というのが鉄則です。なぜならば、重要な部分にマークするから意味があるのであって、全部にマーカーの線が引かれていたとしたらほとんど意味がないですよね?

しかし、中には読みながら自分の感覚でサクサクマーカーを引いていく受験生がいます。これはあまり好ましくありません。自分の判断でマークを引いても、それが重要な箇所かどうかは別だからです。

マーカーだらけのテキストは、一見すると勉強しているような雰囲気をかもし出していますし、自分でもマーカーが引かれた跡を見ると勉強した気になるものです。しかし、その実態は単に1回読んだに過ぎないということもあるわけです。

もし、どうしても読みながら線を引きたいのであれば、文字を塗りつぶすのではなく「文字の下にラインを引く(アンダーライン)」をオススメします。

アンダーラインであれば、テキストもそれほどチカチカしません。マーカーで文字が塗りつぶされまくっているテキストは、目がチカチカして非常に読みにくい。しかも、どれが重要なのかよく分からない。グチャグチャになってしまって、勉強する気を失うことも想定されます。

だからといって、テキストを綺麗に使う必要はなく、どんどん必要な情報は書き込むようにする。でも、マーカーで塗り潰すというのは、本当に超重要項目に限定しておいた方が良いといえます。それ以外は、アンダーラインで十分でしょう。

で、肝心の重要な項目とは何か、あるいはどこかということですが、それは、試験に出題されそうな箇所や項目のことです。

最も単純なものとして、「過去に出題された論点」があります。

私が資格試験の勉強をする場合には、まずは過去問を見て、そこで出題されている内容のところをテキストで探し出し、全てマークしていきます。

マーカーはできれば薄い色の方が目が疲れずに済みますので、オススメは黄色系統の色です。黄色、緑色、橙色、そして青系もオススメです。これだけでも、5色ぐらいは用意することができます。なお、これは好き嫌いの問題もありますが、ピンクや赤系は確かにマーカーの色としては目立ちますが、テキストの文字を塗り潰す色としては少し強いといえます。

そもそも、テキストというのは、目に優しいように真っ白な色よりも、すこし再生紙のような茶色掛かった色をしています。これは、真っ白な紙は目が疲れるため、長時間見ていても疲れない色に工夫されているのです。

まずは、過去に出題されたところを黄色でマークする。それを続けていると、既に黄色でマークしてあるところがまた出題されているという状況が出てきます。こういった繰り返し出てきたところには、既に塗り潰してある黄色の下に緑でアンダーラインを引く。そうすると、この論点は2回出題されていることが分かります。

これを繰り返していくと、特定の論点だけ5重、6重とラインが積み重なっていく箇所が目立ってきます。それが、重要な箇所というわけです。もちろん、1重の箇所であっても出題はされていますで、重要と言えば重要です。

このように、過去問に基づきながらマーカーを引いていくと、どこが集中的に出されているのか一目瞭然、この方法でほとんどの資格試験は合格することができるのですが、そういったテクニック論はまたいずれご紹介していきます。

ちなみに、この作業は超時間が掛かります。でも、やれば後で超ラクができます。最初に苦労するか、後で苦労するか、その差でしかありません。

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