直前期なのにやる気にならない【階段の踊り場】

夏は資格試験の本試験シーズンがはじまります。

この時期は、連日のように本試験が実施され、多くの資格試験受験生が暑い中、本試験会場へと繰り出します。

そうなると、この時期は多くの受験生が「直前期」を迎えているということになります。

階段の踊り場現象
階段の踊り場現象

直前期というのは、本試験に備えて最終的な調整を行なう時期で、非常に重要な位置付けです。

なぜかというと、この時期に多くの受験生が「力を伸ばす」ことができるからです。

今までの勉強で思ったような成果が出てない、やってもやっても点数が安定しない、という悩みを抱えていた受験生が、急激にレベルを上げてきます。

今までの苦労の過程で積み上げた知識が、自分の頭の中で上手く結合して、「分からないものが分かるようになる時期」であり、「できなかったものができるようになる時期」なのです。

ですから、直前期というのはガンガン勉強をすることで、成績を伸ばすことができるのです。そして、それは受験生自身でも体感することができることです。

ですから、この時期は辛いながらも「もう少しがんばろう!」という気になることができる。

一方で、直前期に何かにとり憑かれたかのように急に勉強をする気力が低下してしまう、という受験生も実は多いのです。

これを、階段の踊り場現象と言っています。

“直前期なのにやる気にならない【階段の踊り場】” の続きを読む

連休は勉強?遊ぶ?それとも仕事?

4月後半から5が前半にかけて毎年恒例の大型連休。

今年こそじっくりと勉強に腰を据えようという女性もいれば、子どもがいて遊びに出かけるという主婦もいるでしょう。サービス業であれば稼ぎ時ですから、全て出勤と言う可愛そうな(?)OLもいるかも知れません。

いずれの場合でも時間の有効活用を
いずれの場合でも時間の有効活用を

このようなまとまった休み(時間)というのは、得てして時間を無駄にすることが多いというのが現状ではないでしょうか?

ですから、休みの日は何かに没頭するという考え方でも構いませんが、前提として「時間を無駄にしない」ということを重要視するのがポイントだと思います。

遊ぶなら徹底して遊べば良いですし、勉強するなら篭って勉強する。

何をしたかということよりも、連休が終わったときに「時間をいっぱいっぱい使った」という時間的な充実感があるというのが大切です。

結局、連休中はダラダラしていたというのは勿体ないということです。

その意味で、無理に勉強をする必要もありません。普段、勉強をしっかりとしている女性であれば、連休は十分遊ぶ。連休中に勉強しないから不合格になるということはありません。

“連休は勉強?遊ぶ?それとも仕事?” の続きを読む

書いて忘れよう

資格試験の勉強をしていると、「覚える」ことに意識を強く持っていかれることがあります。資格試験に合格するためには、

  • 誰もができる問題を確実に覚えて本試験でできること

が前提になりますので、確かに覚えるという作業は極めて重要であることは間違いありません。

しかし、覚えようとする意識が強すぎることで、前に進めなくなってしまったり、やたら難しい問題だけを復習しているという受験生も少なくありません。特に、几帳面で真面目な女性には特にこの傾向が顕著に見られます。

書くことで忘れよう
書くことで忘れよう

まずは、強引に覚えようとすることから離れてみてください。

人間と言うのは、自分にとって重要なものは「覚えよう」と意識しなくても自動的に覚えることができるようになっています。

テレビCMの音楽を覚えてしまうのも、自宅から会社までの道順を覚えてしまうのも、覚えようと意識はしていません。

しかし、結果的に覚えているものです。

資格試験に強い人というのは、サッサと忘れていくような勉強方法を採用しているのです。

それは実に簡単な方法です。

“書いて忘れよう” の続きを読む

カンニングならぬスレスレ回避策【本試験対応】

大学受験で騒ぎになっている「カンニング事件」。

私もいろいろな資格試験を受験してきましたが、大学受験以上に資格試験の方がカンニングしやすい環境にあるような気がします。

カンニングそのものはいけないということで、是非を問うまでもありません。試験監督の不備等が指摘されることもありますが、それはまた別の話です。

いくら資格試験に合格することができても、いつ誰かが「カンニングしましたね?」なんて尋ねてくるとも限りませんし、それに怯えながら一生を過ごすというのも精神的に極めて大変なことです。

困ったときの一手
困ったときの一手

そうは言っても、「ど~しても覚えられない」というようなものが存在することも事実です。

それは、必ずしも難問の類に該当するものであるとは限りません。一般的には極めて易しい内容なのに、自分にとっては覚えるのが非常に厄介というものも存在します。

そういったものがあると、カンニングをしようとは思わないにはしても、何とかならないだろうか?と考えることはあります。

解決策としては、「覚えられないものは仕方がないから捨てましょう」ということになるわけですが、それが過去の本試験における頻出論点だったらどうでしょう?

簡単に捨てるというわけにはいかなくなります。

何としても覚えるか、カンニング以外の別の方法を模索せざるを得ません。

実は、カンニングではないスレスレの回避策があります。

 

“カンニングならぬスレスレ回避策【本試験対応】” の続きを読む

時間とお金【完全独学ではなく半独学で】

最近は、できるだけ節約しながら資格試験の合格を目指す人が増加しているように思います。実際に、私の資格学校にもそういった傾向が見て取れます。

最も顕著に思うことは、「独学」を選択する受験生が増えたこと。これは、節約志向の他にもインターネットによって様々な情報を収集しやすくなったという側面もあると思います。

もちろん、独学で挑戦するのは構わないと思うのですが、一方で「独学では合格できない」「限界を感じている」という受験生が増えているのもまた事実です。

まずは合格スキルを身につける
まずは合格スキルを身につける

上手く独学で勉強を進めていかないと、節約志向というのは、お金を節約することですが、結果的にお金を節約できずに、むしろ高くついてしまうということもあり得ます。

最も大きいのは「時間を無駄にすること」です。1年早く合格するのと1年後で合格するのとでは、自分の人生にとって非常に大きな影響を及ぼすことがあります。

一方、資格学校の利用ではお金は掛かりますが、その分、スムーズな学習によって勉強はしやすいと言えます。つまり、お金を自分に投資して、結果的に時間を節約することができる可能性があるということです。

ここで、最も難しいのは、資格学校の通学講座・通信講座などを利用したからと言って、「合格することができる保証はない」ということです。

つまり、資格試験に合格するためには良い教材や良い授業が必須の条件ではありません。高いお金を出して優秀なカリキュラムを手に入れても、家庭教師として優秀な講師を雇っても合格できるとは限りません。

“時間とお金【完全独学ではなく半独学で】” の続きを読む

資格の勉強はRPGゲームを繰り返すようなもの

資格試験の勉強は「もう嫌だ!」といくら思ったところで、勉強を続けない限り合格を手に入れることはできません。

その意味で資格試験とは過酷なものですが、一方でがんばれば必ず合格することができるというのもまた事実。よくわかんない内容でも覚えてさえいれば合格することができてしまうのが資格試験。

であれば、「ひたすら問題を解こうよ」という話になるのですが、それほど単純なものではないわけです。つまり、継続することは人間にとって最も難しいものだからです。

習慣化する程度まで勉強が自分のライフスタイルに根ざしてしまえばそれはそれで良いのですが、毎日の歯磨きや入浴レベルまで勉強を位置付けるのはそれほど簡単なことではありません。

RPGゲームを解くことと繰り返し攻略すること
RPGゲームを解くことと繰り返し攻略すること

ところで、あなたはテレビゲームをやりますか?

それは携帯電話によるゲームでも構わないわけですが、ゲームの種類はロールプレイング(以下、RPG)ゲームです。

今はやらないという女性でも、昔に少しぐらいはかじったことぐらいはあるのではないでしょうか。

RPGゲームとは、簡単に言えば主人公を育てながら何らかのストーリーを完結させる、という趣旨のもので、通常は最後にボス的なモンスターを倒すことでゲームは攻略(ハッピーエンド)となります。

資格試験は、このRPGゲームを何回も攻略する(つまり、何回もハッピーエンドを迎える)ことと非常に良く似ています。

RPGゲームでは、基本的に敵を倒しながら主人公を育成していかなければなりません。これは資格試験の勉強で言えば、基礎的な問題をどんどん解いて、自分の知識を高めるということと同義です。

“資格の勉強はRPGゲームを繰り返すようなもの” の続きを読む