大学受験で騒ぎになっている「カンニング事件」。
私もいろいろな資格試験を受験してきましたが、大学受験以上に資格試験の方がカンニングしやすい環境にあるような気がします。
カンニングそのものはいけないということで、是非を問うまでもありません。試験監督の不備等が指摘されることもありますが、それはまた別の話です。
いくら資格試験に合格することができても、いつ誰かが「カンニングしましたね?」なんて尋ねてくるとも限りませんし、それに怯えながら一生を過ごすというのも精神的に極めて大変なことです。
そうは言っても、「ど~しても覚えられない」というようなものが存在することも事実です。
それは、必ずしも難問の類に該当するものであるとは限りません。一般的には極めて易しい内容なのに、自分にとっては覚えるのが非常に厄介というものも存在します。
そういったものがあると、カンニングをしようとは思わないにはしても、何とかならないだろうか?と考えることはあります。
解決策としては、「覚えられないものは仕方がないから捨てましょう」ということになるわけですが、それが過去の本試験における頻出論点だったらどうでしょう?
簡単に捨てるというわけにはいかなくなります。
何としても覚えるか、カンニング以外の別の方法を模索せざるを得ません。
実は、カンニングではないスレスレの回避策があります。
やや物騒な内容ですが、その回避策とは至ってシンプル。
本試験の直前、試験管が「机の上のものを全て片付けてください」と言われるまで、その苦手なことをテキストなどで覚え続ける。
そして、問題が配布されたりしているときにも、頭の中でグルグル復唱を繰り返す。
そして、いよいよ「始めてください!」という合図があったら、一目散に問題用紙の空いているところに頭の中にグルグルしているものを書き出す。
あとは、そこにメモしたことは忘れて、自分の解けそうな問題から解いていく。そして、メモした内容が出ていればそのメモを見ることで解ける可能性は高まり、ラッキーということです。
もちろん、この方法はカンニングではないため何の問題もありません。ただし、それほどたくさんのことを直前に覚えることは不可能ですから、限定されたものになります。
一方、「試験前に友達と話していることが出題された」「試験前に気休めに見ていたところから出題された」ということは結構多いのです。
ですから、どうしても覚えきれないようなことがあれば、このカンニング的回避策は使えるかも知れません。
ただし、これによって得点できるのは問題数にして1問程度であり、点数でいえば数点に過ぎません。この数点が合否を左右するということもないとは言えませんが、やはり合否を左右するのは普段の勉強の成果です。
困った時の緊急避難策として考えておくと良いでしょう。
とはいうものの、私自身がこの方法によって結構助けられた事実もありますので、最後の悪あがきとしてオススメです。なんだかんだいっても資格試験における1点の重みは大きいのですから。
せこく思えるかも知れませんが、したたかに行きましょう。