資格試験の勉強は全体像の把握から

資格試験の勉強は長い期間にわたることがほとんどです。短くても3ヶ月、長いものでは2年程度必要になるものもあります。そのため、どのような計画で勉強を進めていくのか、ということが非常に重要になります。

特に、女性の場合はその真面目さによって、細かいところから勉強に入りこんでしまうことがあります。これは、間違ってはいませんが、資格試験に合格するためには最初の段階で目指す資格試験の全体像をしっかりと把握しておくことが重要になります。

資格試験の全体像を把握するための最適なツールが実は存在します。それは、過去の本試験問題、つまり、過去問です。過去問を最初にしっかりと眺めておくということは非常に重要なのです。

過去問と言うのは、実際にその資格試験の本試験で出題された問題です。極端な話、過去問と同じ問題が解ければ資格試験には合格できると言うことです。しかし、いきなり過去問が解けるということはほとんどありません。

ですから、多くの女性の受験生は過去問は後で解くものだと勘違いをしてしまうのです。確かに、いきなり解くことはできないかもしれませんが、「見る」あるいは「読む」ことであれば最初の段階でも行うことは可能です。

解こうと思うと難しく感じますが、とりあえずどのような問題が出題されているのかを確認するという意味であればそれほど構える必要もありません。そして、過去問を実際に見ることで、どのような問題が出題されているのかを自分の目で確認することができます。

勉強の初期の段階で、どのような内容の問題が、どのようなボリュームで、どのような形式で出題されているのかを把握しておくことは非常に重要です。これができていれば、本試験までに「どのような状態になっていれば良いのかをイメージすることができる」からです。

ある程度のイメージができていれば、それに向けて勉強を進めることが出来ます。しかし、イメージがなければ、時間が足りずに最後まで勉強を消化することができなかったり、あるいは逆に早く終わってしまう可能性もあります。勉強は早く終わればよいというものではなく、本試験にしっかりとピークを持ってくることが必要なのです。

また、解答形式もしっかりとチェックをすることが重要です。例えば、択一式の問題しかないのか、あるいは記述式の問題もあるのか。記述式の問題もあるとすれば、それを意識した勉強もしなければいけないというのが最初から把握することができます。

解答形式については、後で知っても手遅れになる可能性もあります。択一式と記述式では勉強法そのものも変わります。

確実な合格を目指すためにも、限られた時間を有効に使うためにも最初の段階でしっかりと全体像を把握しておくことが重要になります。まずは、しっかりと過去問を分析するようにしてください。あくまで見るだけであって、解く必要はありませんし、解けなくてもそれが当たり前であり正常な状態ですのでショックを受ける必要などありません。

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