夏に向けて(もう一般的には初夏という位置付けですが)資格試験の本試験が本格化してきます。
いよいよ、受験生にとって日頃の成果を試す大舞台の時期といえます。
直前期には焦りのあまり、勉強が手につかなくなったり、あるいは、ガムシャラにがんばっているのだけれど、そのがんばる方向がズレてしまうということも少なくありません。
直前期にすべきことをもう一度整理しながら、残り時間を過ごして欲しいと思います。直前期には「初学者」ほど成績が伸びる傾向がありますので、まだまだ諦める時期ではありません。ちなみに、超直前期というのは試験前1週間から2週間程度、直前期とは1ヶ月前程度を言いますが、これも資格試験そのもののボリューム(難易度)によって異なります。上記の基準は、1年程度の勉強が一般的に必要だとされている場合の区切りです。
直前期にすべきこと、というのは簡単です。
「できるものを確実性を持ってできるようにする」ということだけです。
資格試験というのは、100点を取らなければ合格できないというものではありません。最初の時期は100点を狙って勉強するのは構いませんが、直前期になってまでも100点を狙うというのは無謀です。
今、90点を狙える実力がある人が100点を狙おうとすると、残りは10点分と簡単そうに見えますが、これが極めて難しいことなのです。また、90点の実力がある人は、その状態を維持し、本試験でいつも通りの実力を発揮することができれば合格は間違いありません。