平成23年度社労士試験時間等変更【震災影響】

今年は、震災の影響を受け、夏には東北を中心に計画停電の実施が予定されています。その関係で、資格試験の実施や実施方法が変更になる可能性が高いということは以前にも触れました。

先日、社会保険労務士試験の本試験における措置が発表されましたので、社労士試験を受験する受験生はもちろん、それ以外の資格試験を受験する受験生も是非とも参考にしておきたいところです。

自分が受験を予定している資格試験も、社労士同様の措置がとられる可能性があります。

社労士試験公式サイト
社労士試験公式サイト

社会保険労務士試験のオフィシャルサイトによる発表だと、重要なお知らせとして以下のことが公式発表されています。

・試験開始時間の変更

・選択式試験と択一式試験の順序入れ替え

上記の2点が変更点です。

試験開始時間は、当初10時となっていましたが、変更後は9時になりました。

これによる大幅な混乱はないものと想定されますが、自宅から朝一で試験場に向かおうと想定していた受験生は、試験場付近で前泊をした方が良い可能性があります。(朝の1時間は大きいですから)

一方、重要なのは選択式試験と択一試験の入れ替えです。

“平成23年度社労士試験時間等変更【震災影響】” の続きを読む

時間とお金【完全独学ではなく半独学で】

最近は、できるだけ節約しながら資格試験の合格を目指す人が増加しているように思います。実際に、私の資格学校にもそういった傾向が見て取れます。

最も顕著に思うことは、「独学」を選択する受験生が増えたこと。これは、節約志向の他にもインターネットによって様々な情報を収集しやすくなったという側面もあると思います。

もちろん、独学で挑戦するのは構わないと思うのですが、一方で「独学では合格できない」「限界を感じている」という受験生が増えているのもまた事実です。

まずは合格スキルを身につける
まずは合格スキルを身につける

上手く独学で勉強を進めていかないと、節約志向というのは、お金を節約することですが、結果的にお金を節約できずに、むしろ高くついてしまうということもあり得ます。

最も大きいのは「時間を無駄にすること」です。1年早く合格するのと1年後で合格するのとでは、自分の人生にとって非常に大きな影響を及ぼすことがあります。

一方、資格学校の利用ではお金は掛かりますが、その分、スムーズな学習によって勉強はしやすいと言えます。つまり、お金を自分に投資して、結果的に時間を節約することができる可能性があるということです。

ここで、最も難しいのは、資格学校の通学講座・通信講座などを利用したからと言って、「合格することができる保証はない」ということです。

つまり、資格試験に合格するためには良い教材や良い授業が必須の条件ではありません。高いお金を出して優秀なカリキュラムを手に入れても、家庭教師として優秀な講師を雇っても合格できるとは限りません。

“時間とお金【完全独学ではなく半独学で】” の続きを読む

今のお金と数年後のお金の価値

今あなたの手元に1,000円があります。

5年後、1,000円もらえるとします。

どちらの方が1,000円としての価値は高いのか。それは、今あなたの手元にある1,000円です。

理由は簡単、今の1,000円を銀行に預けることで、少なくても5年後には1,000円以上になって戻ってくるからです。利息が増えるためですね。

現実的には、現在の利息は極めて低いので、1,000円ではイメージが沸きにくいというのがありますが、これが億や兆という単位になれば利息だけで相当な金額になるものです。

今の価値と未来の価値
今の価値と未来の価値

つまり、今の1,000円というのは、未来の1,000円よりも極めて貴重であるということです。

これはお金だけではありません。時間も同じことです。今の10分というのは、未来の10分よりも遥かに貴重だということ。

今、あなたが資格試験の勉強に費やしているお金と時間というのは、未来で勉強をすることよりも極めて価値の高いものであるということです。

なぜならば、それが未来になって返ってくるからに他なりません。

20歳で資格試験に合格する場合と、60歳で合格する場合では、資格試験に合格した人と言う事実は同じでも、そこから得られるものというのは40年の開きがあります。

この40年の利息と言うものを考えれば、相当な額になることが理解できるでしょう。

“今のお金と数年後のお金の価値” の続きを読む

決め付け・思い込みから抜け出す【自己流】

人それぞれに勉強方法が存在しています。その多くは、長い学生時代を過ごした中学や高校などで完成したものが多いでしょう。

覚えるためには書かないとダメ、勉強していると眠くなる、マーカーはピンクが好き、性格的なものも相俟って、勉強スタイルは何らかの形で完成しているものです。

決め付けているだけ?
決め付けているだけ?

そういったものを自己流というわけですが、本当に書かないと覚えられないのか?と問われるとそれは「昔からそうだから」という回答が帰ってきます。

もちろん、書きながら覚えると言うことを否定するつもりはありませんが、やはり時間が掛かるわけです。1度書くことで永久的に覚えることができるのであれば問題ありませんが、そんなことは通常であればありません。

だから、何回も繰り返し書くことになる。

実際に、私も論文式試験がある資格試験を受験する際には、ひたすら書いて覚えることを繰り返していました。その理由は、今まで漢字を書くことができるようになるためには、練習帳に書くことを小学校で教えられてきたからです。

だから、そうしないと覚えることができないと思っていた。

“決め付け・思い込みから抜け出す【自己流】” の続きを読む

どのくらい勉強すれば合格できますか?

どのくらい勉強すれば合格できますか?

こういった質問は、特に主婦やOLからよく聞く質問です。不安や心配、いろいろな悩みからくる質問だと思います。

敢えて答えるならば、「合格するまで勉強する」ということです。

どのくらい仕事をすれば社長になって億万長者になれますか?と聞く人はいないのに、資格試験になると時間的な質問が出てくる。確かに気持ちは分かりますが、例えば1000時間勉強すれば合格できます!といわれてやる気になりますか?

一般的な目安は、「資格学校の講義の時間×3倍」と言われています。

気になる勉強時間のこと
気になる勉強時間のこと

どういう考え方をしているかというと、

「講義の内容を理解するのに、当該時間」

「理解した内容を自分の記憶にするためにその2倍」

すなわち、講義は1回で理解することができるという前提で、その2倍の時間の復習によって自分の中に記憶として定着するという前提です。

資格学校の場合、講義時間は1コマ2時間か3時間が一般的です。そして、例えばある資格の講義コマ数が80回あったとします。(だいたい、社会保険労務士や日商簿記1級がこのぐらいのコマ数です)

そうすると、資格学校に通学するために要する時間は240時間、その倍の復習や自宅学習が必要になるので、復習必要時間は480時間、合わせて720時間程度となります。

720時間というのは、1年間で考えると毎日2時間勉強してクリアすることができる時間数となります。当然、ここには個々の受験者の俗人的な要素は加味されていません。

“どのくらい勉強すれば合格できますか?” の続きを読む

タバコ一服に見る時間管理術

時間を管理されるのは嫌がる主婦・OLが多いでしょう。仕事しているとお腹が空いたら勝手にお昼ご飯を食べたいでしょうし、気分が乗らないときには早く帰りたい。

そんな自由な職場にいるOLは少ないわけで、通常であればレベル感は別として誰かにあるいは何かに管理をされています。それは時間以外のことも含むわけです。主婦であれば子どもや旦那さんに管理されている部分は少なからずあります。

で、管理されているという状況は束縛されているわけですから、それが「大好き」という女性はあまりいませんよね。でも、勉強するというのはこの管理を自分自身で行うということです。だから、もともと嫌なものを自分で行わなければいけない、だから続かない。

タバコの時間管理からヒントを得る
タバコの時間管理からヒントを得る

あなたはタバコを吸いますか?

タバコというのは常習性が高いといわれ、一種の中毒に似た要素を与えるわけです。タバコを吸う・吸わないの是非はここで無関係とします。

そして、タバコを吸う人の中には、ニコチン中毒と思いきや、以下のような状況になるとタバコを吸いたくなるような傾向があります。

  • イライラするのでタバコを吸いたい
  • タバコを吸ったら、次にあれをしよう
  • これが終わったらタバコで一服しよう

タバコを吸う人はタバコに支配されている、といわれることもありますが、それは事実かも知れません。一方で、タバコを吸うことによって、何らかの時間的な区切りを自分の中でつけていることもまた事実です。

これは一般的には自分では意図してそうなっているわけではないと思いますが、理由はどうであれ、時間の区切りをタバコによる一服で基準値としている人は相当数いるでしょう。

そうだとすると、こういった傾向をあなたの時間的な区切りとして活かすことはできませんか?

“タバコ一服に見る時間管理術” の続きを読む