資格試験の勉強を開始するタイミングは早い方が得だと言えます。今は時間がないから資格の勉強は後回し、と言うのは非常にもったいない話なのです。
資格試験に合格するためには、本試験の問題を解かなければなりませんが、本試験の問題というのは最新の知識が要求されます。これは当然と言えば当然ですが、この新しい知識を要求されると言うのは受験生にとってはそう簡単なことではありません。
例えば、法律系の資格試験では法律の問題が中心に本試験では出題されることになります。最近では、法律の改正は毎月のように行われており、しかもそれはかなり複雑になっています。
法律と言うのはそもそもの骨子であるベースが存在して、そのベースを修正していくようなイメージで改正が行われます。そのため、もともとの法律には10条しかなかったとしても、改正が行われることで倍の20条に増えたり、あるいは全く異なる法律に変わることもあります。
どんどん改正が行われた結果、継ぎ接ぎのようになっている法律も少なくありません。このようになった状態では、勉強をする方も大変です。もともとも骨子である基本を押さえながら、どこがどう変わったのか、ということを丹念に勉強していく必要があるのです。
ほとんどの資格試験は法律の影響を受けていますので、法改正が行われることで勉強範囲が今までよりも膨らむということは良くあるケースです。
試しに、興味のある資格の過去問（過去に実際に出題された本試験問題）を5年程度遡ってみてみてください。5年前の過去問題が非常に簡単に感じるはずです。ぺらぺらめくっただけでは分からないとしても、実際に資格の勉強をしていけば昔は簡単だったと言うことが明確に分かるでしょう。
そこで、多くの受験生が「こんなに難しくなってきているのならば早く勉強しておけば良かった」と思うわけです。ですから、資格の勉強を開始するときには、過去問題を見ることを推奨しているのです。多くの受験生が、資格試験の過去問は勉強の仕上げの段階で見るものと誤解をしています。
過去問を先に見ておけば、賢い女性は資格の勉強を急いで開始すると思います。今すぐに勉強ができる状態にあるならば、無理に来年など先送りをする必要はありません。むしろ、一日も早く勉強を開始したいと思うはずです。
資格試験の勉強は積み重ねですから、早く始めた人ほど有利なのは言うまでもありません。しかし、そうは言ってもなかなか重い腰が上がらないというのも事実としてあると思います。
そのような時は、まずは過去問を見てみてください。そうすれば、問題がどんどん難しくなってきていることと、そして、もう一つ気付くはずです。それは、同じような問題が繰り返し出題されているという事実です。
以上の2つの事実に着目することができる女性は、一日も早く勉強を開始して、過去問を何回も繰り返すことでしょう。それこそが、最も資格試験に合格しやすい勉強方法なのです。後で後悔しないように、善は急げです。