初めての資格試験挑戦に不安を抱える女性、忙しいからできるだけ効率的に合格したい女性、女性が資格試験に短期で合格するテクニック、「女性のための機械的勉強法」のご紹介

シンプルだからこそ難しい勉強法の理由とは

 資格試験に合格するための勉強法とは本来非常に単純なものなのです。しかし、この単純さゆえになかなか実行することが難しいのも事実です。そこで、多くの人が挫折してしまう難しいとされる理由を紹介しておきます。

この失敗原因を知っておくことは非常に意義があります。なぜならば、成功した方法よりも失敗した方法から学んだ方が自分が失敗する可能性を極限まで低減させることができるからです。成功する方法をいくら知っていても、それができなければ何の意味もありません。

資格試験に合格した女性は、度重なる失敗を乗り越えてきました。成功法則の裏側にある失敗法則も事前に頭に入れておいてください。それを回避すれば、あなたは無駄な努力をせずに済むはずなのです。

過去問題は最後にやるものだと盲目的に信じている

 これは勉強法を知らない人に共通している事実です。実際に本試験で出題された問題を、過去問題とか過去問と呼んでいますが、これらの問題は本試験が迫った直前期に実施するのが効果的、と盲目的に信じている人がいます。

これは、明らかに誤った解釈であり、先入観以外の何者でもありません。仮に、受験勉強が苦手だとしたら、このような先入観が引き金になっている可能性があります。今までご紹介してきたように、過去問題は自分の勉強の仕上げのツールとして使うためのものではありません。

普段の勉強の中で、毎日のように使いこなすためのツールであり、一番最初に見るべきものなのです。資格試験によっては、過去問題だけを繰り返し解くことで合格できる資格試験はたくさんあります。このような最高のツールを、一番最後まで取っておく必要はあると思いますか?

過去問題こそ最も早く、そして最も多く勉強する必要があるものなのです。

飽きてしまう

 典型的な失敗パターンです。資格試験の勉強とは、繰り返し以外の何者でもありません。最終的には、本試験の前日までに基本的な問題を解ける知識を全て覚えていることが受験勉強なのです。

そのためには、同じことをうんざりするほど繰り返さなければなりません。それも、1回や2回ではありません。少なくても、5回程度は勉強期間を通じて繰り返す必要があります。そうすることで、強固な知識が自分の頭の中にできあがり、しっかりと本試験で70%以上の得点を取れるようになるのです。

しかし、この「続ける」ということが人間にとっては、実行するのが非常に難しいのです。しかも、同じことをうんざり繰り返すとしたら、飽きてしまうのも分かります。しかし、だからと言って「たまには応用的な問題や難関問題をやってみよう」となってしまうと、基本的な問題を解く事がおろそかになってしまいます。(もちろん、気分転換に見るレベルであれば問題はありません)

飽きずに淡々と同じ勉強をこれでもか!と繰り返すことが重要なのです。この点、男性よりも女性の方が続けやすいと言えます。

心配性で浮気してしまう

 本気の人ほど陥りやすいので注意が必要です。基本的な問題だけで資格試験に合格できることは分かっていても、やはり心配になるのは本気度が高いからでしょう。そのような人に限って、例えば追加で問題集を購入したり、あるいは、他の資格試験講座を追加で申し込んだりしてしまいます。

これは、教材や学校の浮気になるのですが、浮気というのは人間関係と同じでよいことはありません。心配なのは良く分かりますが、どの資格学校の教材でもそれほど内容は変わりません。教材の体裁やイラストなどが異なるために違う内容が書いてあると言う錯覚に陥っているだけであって、内容はどこも同じなのです。

敢えて追加でお金を払ったところで、どうせいずれはやらなくなります。そもそも、自分が申し込んだ通信講座だけでもこなすのには大変な分量の教材や問題があるはずです。自分が信じた資格学校の教材を最後までやりきることが重要です。

教材が増えれば増えるほど、実質的なものよりも膨大な量をこなさなければいけないという錯覚に陥って、やる気をなくしてしまう可能性が高くなります。自分が発端でやる気をなくしてしまっては本末転倒でしょう。

心配だからこそ、基本的な問題を繰り返す。これが、正しい勉強法なのです。