もっと景気は悪くなると考えよう

もう少しすれば景気が良くなりそうだから資格取得は見送ろうかな?という女性がいました。確かに、景気が悪いからこその資格ブームだったり、公務員試験が人気ということも事実です。

しかし、景気が良くなるというのはまだまだ先の話ですし、資格ブームの背景にあるのは景気の影響だけではありません。能力主義・実力主義と呼ばれる時代に突入し、個人レベルで能力の向上が求められたこと。もう一つは、自己実現の欲求が高い人が増え、そのための手段として資格取得が効率的であること、も資格取得が人気の理由なのです。

特に、自分のやりたいことをやりたい、一生働ける能力・手に職を身につけたいという多くの女性が、資格ブームに火をつけたと言っても言い過ぎではありません。不況だから資格が重要で、好況になれば資格は無意味ということではもちろんありません。

むしろ、資格を持っていれば不況にも好況にも強いと言えるのです。不況下であれば、実力や能力を客観的に証明する手段となり、有用な人材として重宝されます。それは好況になっても同様です。

好況の方が、より活躍の場は広がります。例えば、不況の時代には不動産(住宅・土地)はそれほど大きな動きは見せませんが、好況になれば売買の数も増えます。

そうすれば、不動産業界に必須である宅地建物取引主任者の有資格者は引く手あまたになるでしょう。物件変動の数が増えれば、司法書士の業務も必然的に増えますし、税金を払う必要性のある人も増えますから、税理士の業務も拡大します。

つまり、不況であっても好況であっても資格は大きな武器となるのです。もちろん、あなたを守ってくれる、いざという時の盾や鎧にもなります。

そもそも、好況や不況という環境変化は私たちにはどうすることもできません。自分では変えることができないものに頼っても、それに振り回されるだけです。

資格というのはあなた自身に身に付くものであって、あなた自身そのものともいえるのです。だからこそ、環境変化などの影響を最小限に抑えて、自分の能力を武器に勝負することができるのです。

頼れるのは最後は自分しかいません。好況や不況など環境があなたを作るのではなく、あなたを作るのはあなた自身なのです。

そこに、資格取得の意義があります。今、輝いている女性は、好況の時に皆が浮かれていて遊んでいたまさにその時に、死に物狂いで資格の勉強をしていた人かも知れません。

勉強するというのは、早いも遅いもありません。しかし、やろうと思った瞬間が最もベストなタイミングであって、先延ばしにすれば後で必ず後悔をする結果となります。

もし、景気のことを考えるのであれば、「将来はさらに景気は悪くなる」、「もっと最悪の景気になる」と考えてサッサと資格に合格しましょう。

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