難しいくらいが丁度良い

資格試験に挑戦しようと思って過去問を見たら、自分にはとてもできそうもないので諦めたという女性が多いようです。どの資格試験を目指すのかという判断材料に過去問を見る必要は特にありません。

資格試験を目指すときは、自分がやりたいこと、なりたい自分ということの延長線上に存在する資格試験を選択すればそれで良いのです。わざわざ過去問を眺めて、これだった合格できそう、これは自分には無理という判断をする必要はありません。

過去問を見るという作業は重要ですが、これはあくまで勉強の方向性を決めるためのことであって、資格試験を選ぶための作業ではありません。過去問と言うのは本試験に実際に出題されたもんだいですから、難しくて当然です。

過去問を見た段階で、他の資格に変えよう!ということはおかしな話です。ただし、検定試験の場合などで、3級にしようか、2級にしようかという同じ資格検定のレベルを過去問を見て判断すると言うことはあるかも知れません。

例えば既に経理経験がある人、あるいは凄い昔に簿記の勉強をしたことがある女性が、日商簿記検定の受験を考えている場合、3級から始めるか、2級から始めるのかの判断を過去問で行うというのは方法としてあるでしょう。

良く考えてみて欲しいのですが、資格試験に挑戦すると言うことは、今までに自分が持っていなかった知識や専門性を習得するということです。そうだとすると、ほとんど知識のないことを勉強するわけですから、過去問を見れば難しく感じるのは当然です。

むしろ、自分にとって難しそうだ、だからこそ意味があるともいえるのです。既に知識があって合格できるのであれば、資格試験の勉強をしてもそれほど意味はありません。

ある程度難しい資格試験、誰もが合格することができない資格試験だからこそ、評価の対象となる訳です。就職・再就職・転職に有利になる理由は、誰もが持っていないからこそその専門的な知識やスキルが評価されるのです。独立で信頼性を獲得できるのも同じ理由です。

少し難しいくらいの方がむしろ資格試験に挑戦する意義は大きいのです。自分にとって、ちょっと難しそうだけどがんばってみよう、その考え方が自分を成長させる機会を生み出すのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です