昔勉強しておけば良かった

資格試験の勉強を始めると、誰でも口癖のように言う言葉があります。それは、「こんなことなら昔もっと勉強しておけば良かった」という一言です。

20代、30代、の時にはあれほど時間が大量にあったのに、勉強をするなどとは考えもしなかった。今思えば、なんであの時勉強しなかったんだろう?ということです。しかし、究極的にはこれはいつ勉強を始めたとしても昔を振り返って思うことなのです。それは、自分の年齢が20代であったとしても、10代の頃にもっと勉強しておけば良かったと思うことでしょう。

過去を振り返るのも大切なことですが、最も重要なのは今それに気付いたという事実です。過去に戻ることは誰もができませんが、未来・将来を作ることは今からでも可能です。今気付いたことにむしろ感謝をするべきであって、過去を振り返っても仕方のないことです。

未来・将来は「過去の延長線上にある」と言います。だからと言って、過去に勉強していないからダメだということではありません。今日も、明日になれば過去になってしまうわけであって、いつの時点でも重要なのは今日思ったことを明日にどうつなげていくのかと言うことなのです。

何十年も昔の過去にしがみついても仕方がありません。今、未来・将来に対して何ができるのか、何をすべきかと言うことの方がはるかに大切なのです。

「昔もっと勉強しておけば良かった」ということに気付かない人も実際は多いのです。ほとんどの人は、現在の状況や状態に不満を抱えながらも自分の未来や将来を新たに作ると言う行動には起こしていません。それが悪いということではなく、それは人それぞれです。

しかし、あなたは気付いてしまった。

最も大きな失敗があるとすれば、気付いているのにも関わらず「行動に起こさないこと」なのです。気付いた時点から既にそれは過去になっていきます。そして、行動に起こさなければ後悔の念はいずれ高まっていきます。

過去を振り返るよりも、今起きていること、考えていることを直視して、少なくても今日から始まる過去を後悔しないようにすることが必要です。そのためには、精神論ではなく、やはり勉強を行うしか手はありません。

もちろん、資格の勉強でなくても良いわけです。極端な話、生きていること自体がそもそも勉強であり、日々新しいことに触れたり挑戦する、そんな生活を送ることも立派な勉強の一つです。自分が成長することは全て勉強なのです。

このブログではタイトル上、どうしても資格の勉強をしましょうという話になるのは仕方ないとしても、個人的には資格試験に合格しようが不合格になろうがそれほど重要ではないと思っています。もちろん、資格試験を目指す以上は合格することが目的になるわけですが、資格試験の勉強を通してたくさんのことを学ぶことができるのです。

だからこそ、「仮に不合格になっても無駄ではない」と言っているのです。挑戦しないことが最大の失敗なんだと。

自分が成長するためには、自分から行動に起こすしかありません。もちろん、人とのかかわりの中で自分が成長すると言うことも多いのですが、それにしたって自分から積極的に外に出なければ人との出会いはないわけです。

自分から行動に起こす。それができるのならば、何も資格試験にこだわる必要はないと思います。しかし、資格試験は本試験日という期限も明確にあり、かつ、合格することで達成感も明確に感じることができるので、オススメしています。

資格試験と同じような状態になることができるものであれば、是非、いろいろと挑戦してみて欲しいと思います。自分から積極的に新しいことに挑戦していくこと、それが大人の勉強だと思うのです。

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