資格試験の勉強成果と言うのは、即効性のあるものではありません。つまり、勉強の成果が現れるまではそれなりの時間を費やす必要があります。そして、それは一定期間しっかりと勉強を継続しなければ成果を上げることができない。
結局、この事実が資格試験の挫折の根本的な要因です。つまり、がんばってもがんばってもなかなか成果が上がらないため、自分には向いていないと思ってしまう女性が多いのです。
どんなに優秀と言われる人であっても、勉強の成果が現れるまでは時間が掛かります。もちろん、個人差はありますが、それにしてもそれほどその差は大きいものではありません。
勉強に慣れている人と言うのは、「時間が掛かる」という事実を理解しているため、それほど成果が見えなかったとしても、一定のモチベーションを保つことができます。しかし、初めて資格の勉強をする女性に、「がんばればいつか必ず点数は伸びる」と言っても、単なる精神論に過ぎず、それが勉強継続のモチベーションになるとは必ずしも言えません。
しかし、結論的にはどんなにテストの成果が上がらなくても、勉強は継続するしか他に方法はありません。だとすると、何からの形で自分の成長を感じるような仕組みや方法が必要です。これによって、自分自身の成長を体感しながら、何とか勉強を続けていくことが大切です。
ただ、通常は問題を繰り返し解くことで、今まで解けなかった問題が解けるようになったり、あるいは早く解けるようになったりと、勉強を継続することで何らかの変化を感じることができます。これが、必ずしも点数に直結しなくても、自分が成長している証拠になります。
他には、勉強日記をつけるという方法があります。その日に勉強した内容や時間を簡単で構いませんのでメモをしておく。それが貯まっていけば、大きな自身にもなりますし、1月間の総勉強時間や、解いた問題などを整理してみれば、自分が相当な数の勉強や問題をこなしていることが分かるはずです。
このように、単なる感覚として成長を把握するのではなく、日記やメモに残すことで視覚的に把握すると言うことも非常に価値があります。考えても分からないことを、紙に絵やイラストで書くことで頭が整理されると言う経験は誰しも持っているはずです。
日記でも、ブログでも何でも構いませんので、「残す」という習慣をつけてみてください。自分が成長していることを、過去を振り返るという作業を通じて実感することができるはずです。このようにして、多くの女性はモチベーションを維持して、資格試験の本試験までがんばっているのです。
ちょっとした工夫ですが、効果は大きいものです。是非、やってみてください。