難関の資格試験ともなれば、ある意味人生を懸けて勉強をしている人も少なくありません。それは、女性も例外ではなく、例えば「離婚をしてしまって子供を自分で育て行かなければならない。そのためには、難関係の資格試験の合格を持って今後仕事をしていきたい」という女性も実際に存在しています。
少し重い話ではありますが、世の中にはいろいろな人がいます。全ての人が同じではなく、異なった考え方や違う状況に置かれています。ですから、時には資格試験に自分の人生を懸けるような状況があったとしても決しておかしな話ではありません。
そう言った、いわゆる人生の分岐となるようなシーンは誰にでも遅かれ早かれやってきます。その時こそ、辛いのは当然だと思いますが、その人の本質的なチカラが問われていると言えます。つまり、そこで自分が成長できるかどうかが決まるということです。
そして、その時はあくまで「資格試験」は道具であって、本質は違うところにあります。資格試験の結果が重要なのではなく、資格試験というものに対して、どこまで自分の限界を見ることができるのかが、ポイントになるのです。
人生の中で一回くらい、とことん勉強してみる。誰に言われたわけでもなく、何かに強制されたわけでもない。自分の意志で、何かに徹底的に打ち込んでみる。
そうすれば、自分の限界を見ることができます。そこで気付くのは、「やればできるという自信」。資格試験は確かに合格することができなければ意味がない、これも一つの事実です。しかし、仮に合格することができなくても得られるものは大変多いのです。
資格試験の合格を目指して、とことん進んだ自分のチカラを、あなたは自分自身でしっかりと確認することができます。合格しなくても、「遣り通すことができた」ということを体感できれば、また挑戦しようという気にもなります。
資格試験は挑戦をやめない限り「不合格」はありません。挑戦し続ける限り、常に合格のチャンスはあるのです。
時に自分を限界まで追い込んでみることで、新たな自分と向き会うことも必要です。そして、その中から今までの自分を振り返り、今後の自分を見つけることもできます。
結局は自分の人生は「自分がつくっている」ということが分かるかもしれません。弱い自分が目に付くかもしません。しかし、それも踏まえて「自分自身」なわけで、それはそれでその時に気付いたことで意味のあることに変化していきます。
資格試験は合否が全てではありません。時に、資格試験を道具として、自分の更なる成長のために利用してみる。そんなことも大切になるでしょう。
資格試験に挑戦したほとんどのOLや主婦は、「資格試験の勉強をして良かった」と言います。これは、合否の結果により変わるコメントではありません。合否がどうあったとしても、「勉強してよかった」というコメントになるのです。
あなたも資格試験の勉強を、「自分の限界を見る」という観点で、徹底的にやってみてください。そうすれば、自分の可能性に気付くこともできますし、あらたな自分を見つけることもきっとできるでしょう。資格試験はそういった道具として利用することも賢い方法だと思います。