勉強したくてもできない人もいる。現実にはそういった人も実は多いのです。それは、金銭面かも知れませんし、環境が許さないのかも知れません。いずれにしても、勉強ができるというのはありがたいことです。
資格試験の勉強もそうですが、「受験は自分との戦いだ」とよく言われます。それほど、資格の勉強とは孤独なもの。だからと言って、なにも苦労しているのは自分だけではありません。
勉強するという事実は少なからず周囲を巻き込みます。自分が勝手に始めた勉強であっても、誰かは巻き込んでいるわけです。
主婦であれば、夫や子供にある程度の協力を求めなければなりません。協力は得られなくても理解は必要です。OLであれば、彼氏かも知れないし、職場の友人かも知れません。
自分一人で決断し、勉強を開始した場合であっても、いずれは少なからず誰かを巻き込むことになるはずなのです。
だからこそ、周囲への感謝の気持ちを忘れないようにしたいものです。苦労しているのは自分だけではなく、皆同じ。勉強できることに、感謝をすることも重要なことです。
そのような気持ちが芽生えた瞬間、資格試験の勉強を通して得るものが多くなります。資格試験の勉強によって得られるものは、資格試験の合格だけではありません。むしろ、それ以上の精神的な部分での成長の方がほとんどの場合は大きいのです。
勉強している過程では気付かないかも知れませんが、合格を勝ち取ればいかに自分が周りの人に助けられていたのかが分かるはずです。
勉強できることはとても幸せなことであって、そしてその事実にしっかりと感謝をする。例え、勉強している最中にそれが分からなかったとしても、試験が終わればその意味は必ず分かります。その時に、自分が成長したと実感できることでしょう。
勉強、すなわち学ぶということは「知識」を得ることだけではありません。それらのプロセスを通じて、自分自身の考え方が一回り大きくなる。資格試験の勉強にはそのような側面の方が大きいのかも知れません。