今のお金よりも将来稼ぐ力を身につける

女子高生にアルバイトを許可して収入を徴収していた。そのような事例がニュースで紹介された。確かに滞納は良いことではないが、高校としては違う導き方もあったのではないかと思う。

学校とは本来、学生が将来にわたって必要となる知識などを習得させる場である。アルバイトをさせることでお金の大切さを教え、その収入を滞納金に充当するというのは世の中の厳しさを指導するという意味では全く検討はずれのことでもない。

しかし、学校ではもっと将来を見据えた指導を行った方が良いのではないか。今のお金よりも、学生が将来しっかりと自立して安定した生活を送るための基盤を築くことの方が価値は高い。

資格試験も同様の考え方が必要である。今あるお金を銀行口座に入れておいても利子は二束三文。そんなことならば、いっそのこと自分の投資のためにお金を使い、将来にわたってお金を生み出す能力やスキルを身につけた方が賢い選択である。

お金と言うものは、使い方を間違えなければまた自分に回ってくる。無駄な使い方をしてしまうと自分に戻ってこない。では、正しい使い方とは何か?それが、自分に対する投資という概念である。

何も資格試験を受験することだけが全てではないが、「自分の能力を上げる」という抽象的な目的で勉強を始めても長続きさせるのは難しい。それならば、「資格を取得して能力を高めよう」と言うことの方が、専門知識を得ることができるし、さらには資格と言う能力を客観的に証明するための道具ももらえる。

さらには、自分の自信にもつながる。輝いている女性と言うとは、皆自分に自信を持っているものだ。それらは、お金と時間を将来に投資した結果とも言える。そして、そういう女性は更なる輝きを求めて、次々に自分への投資を欠かすことはない。

ましてや、高校生であれば今のお金よりも将来稼ぐための考え方やスキルを指導することの方が重要なはずである。そのような考え方を早くから持っていれば、将来も困ることはないかも知れない。そして、そのような学生が社会人になって、今後の日本を支えていくのである。

教育は本人に気付きを与えることも重要なのである。気付きではなく、それがマイナスの方向に行ってしまうような指導方法では、本人のやる気さえを潰してしまう。そして、大人になって苦労する人が増加してしまうのだ。

今からでも遅くない。何か目標を持っている女性は、第一歩を踏み出して欲しい。そのために資格取得が有効であれば、是非、勉強にもチャレンジをして欲しいと思う。実際に、資格をバネにして伸びた女性は数多く存在しているのだ。

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