世の中はお盆真っ最中。
お盆は遊ぶという主婦・OLもいれば、今までの遅れを取り戻すべくひたすら勉強に邁進するという時間の使い方もあるでしょう。お盆が過ぎると資格試験の本試験ラッシュが続きますので、本試験が気になるという方も少なくないと思います。
一方、お盆といえばキーワードは「帰省」があります。
帰省の目的はさまざまでも、一つはお墓参りがあります。
自分の先祖に手をあわせる。
こういった心こそ、日本人の心であるといえます。
勉強をしていると、「合格させてください!」という合格祈願は行ないますが、それ以上に大切なのは先祖を敬う気持ちだったり、今の自分がこの世に存在する幸せを感謝することです。
祈りが「お願い」に偏重する現在にあっては、感謝という言葉が非常に薄れてきてしまった。その善し悪しを問うのではなく、お盆くらいは先祖に感謝の意を表すことがあっても良い。
神社やお寺におけるお賽銭とは、基本的に感謝に対するものであって、これだけお賽銭をいれれば願いが叶うだろうという考え方ではなく、感謝に対する気持ちがお賽銭なのです。
世の中には不思議なことがたくさんあります。
昔の友人が元気かな?と思いを寄せていると、偶然にもその友人から電話が掛かってきたりする。これが偶然か必然かの議論は別としても、世の中にはそういった自分の思いが遥か遠くにいる人にまで届くことがあります。
そうだとすると、お盆に先祖に感謝する気持ち、それも先祖に届くことになります。
先祖はあなたを見守る存在。
お願いばかりの日々が続いていた人は、是非、「感謝」をしてみたらいかがでしょうか?
不思議と自分の心も安らぎ、なんだか小さな自分に気付くこともありますし、あるいは、感謝することで元気をもらうこともあるでしょう。
いずれにしても、感謝の気持ちを持ってみる。
そこから何かが変わるということが現実にはありえます。でなければ、お盆にお墓参りをするという習慣は今現在まで続くはずはないのですから。
日常生活に、勉強に、ガチャガチャした世の中にあって、感謝の気持ちを持つことは極めて大切なのではないでしょうか?