資格試験に合格することで、「新たな世界を見れる」ということがあります。
それは、今まで会うことのなかったであろう人との出会いだったり、今までだったら行くことのなかったであろう場所だったり、自分とは無縁と思われていた貴重な体験だったり。
もちろん、全ての人にそれが訪れるかどうかは分かりません。あるいは、既に訪れているのにそれが資格の効能であったということに気付かぬ人もいるでしょう。
いずれにしても、資格を取ることで新たなるステージが見えてくる、そんなことも少なくありません。
資格を取ることで「収入」に結びつけようとする人は多いですし、誰しも資格を取ることで収入が上がればそれはうれしいことです。
しかし、そんな単純なものではありません。
資格を取っても「食えない」、資格と取っても「使えない」といっている人は、資格は魔法とでも思っているのでしょうか?
弁護士ですら「食えない時代」になりました。良いとか悪いとかそういったことではなく、これが現実です。
資格を取るということは、直接的に収入に影響を与えることだけではない、ということも知っておくとよいのではないでしょうか。
収入には繋がらなくても資格の勉強で得た知識は自分の今後の人生を豊かにすることに役立つはずです。
資格の勉強を共に行った友人がいるならば、それは一生の友になるかも知れません。
コツコツ勉強することで、努力することを覚えた人もいるでしょうし、やればできるということをあらためて感じる人もいます。
資格に合格するということは、自分の今後の世界を広げること。
資格を取って1億円もらえるよりも、お金には変えることのできない、あるいはお金で決して得ることのできない豊かな生活を実現することもあるでしょう。
資格に対する見方を固定しない方が良いのです。
資格は魔法ではありませんが、ゴミでもありません。
あなたがどう捉えるか、それによってお金にもなり、紙くずにもなるのです。