資格の勉強をしていると、
- 「いつまでやっても自分はダメだ」
- 「また同じ問題を間違えた」
- 「実力が全然アップしない」
といった悩みを抱えてしまう主婦・OLが多いように思います。
しかし、実際にはやればやっただけ実力がアップしているものであり、その効果を体感するのが難しいということに気付いていないだけなのです。
どんなことでもひたすら繰り返すことで、その道のプロになると昔から言われています。
実際、私の子供も「勉強ができない」といって悩んでいました。そこで、とにかく何か自信を付けるようにすることが親としては必要になりますが、そこで考えたのが漢字を覚えること。
とにかく鉛筆で漢字を書きまくって覚えるように仕向ける。自分でどんどん覚えることができれば、それが自信につながり、他の教科へと波及すると考えたわけです。
しかし、子供の立場で言えば、やはりどんなに書いても覚えた気にはならないし、書いても書いても忘れてしまう。次々に降りかかってくる漢字の量に、追いついていかないというジレンマに陥っていきます。結局、「やってもやっても覚えられない」という投げやりの態度をとるわけです。
そこで、消耗して短くなり使えなくなった鉛筆を「貯める」ようにしました。
子供というのは、短時間しか持たないとはいっても、そこで発揮する集中力は半端ではありません。毎日のように続けていれば、握ることができなくなった鉛筆がどんどん積みあがっていく。
漢字が書くまくられた紙は残っていないけれど、鉛筆は「目に見える形」で残っていく。
そしてある日、「こんなに鉛筆がいっぱいになったね。がんばったね」
それを境に、子供は何かを掴んだかのように急激に漢字を書くことができるようになっていく。今では、鉛筆を貯めるのが楽しいようで、シャーペンではなく鉛筆で勉強をしています。
子供にとって鉛筆は自分の財産なのでしょう。
これは大人でも同じことがいえます。
努力は必ず実るということは、大人であればそれなりに理解することができます。であれば、それを自分にも当てはめてみればよいのです。
勉強しても勉強しても忘れてしまう。だから自分はダメなんだ・・・ということではなく、勉強した過程を目に見える形でしっかりと残しておく。
そうすることで、感覚ではなく視覚的に「継続は力」であることが信じられるようになる。そういった経験がどこかで急激に、あるいは爆発的に実力をアップする起爆剤になるのです。
工夫次第で実力アップも、意図的に見えるようにしてあげることで、早くあるいは爆発的に実現することができるのです。