FP(ファイナンシャルプランナー)は主婦・OLにオススメの資格(2)

この記事は、FP(ファイナンシャルプランナー)は主婦・OLにオススメの資格(1)からの続きです。

前回は、女性の方がお金に縁が深く、また、FPは楽しみながらしかも自分にとって役立つからオススメですというような話をしました。

一方で、ビジネス的に考えた場合も活用方法はあります。現在は、証券会社を中心に、不動産や金融機関の人がFPを目指しているようです。

将来の可能性は高い
将来の可能性は高い

FPはその名の通り、プランを立案します。例えば、証券会社であれば、顧客に対する投資のプラン。不動産会社であれば、住宅取得のためのプランなどです。

しかし、投資をしない人や住宅を取得しない人はお金に関するプランが必要ないかといえばそうではありません。

例えば、子どもが生まれれば学資に関するプランが必要です。これはFPの勉強の中で具体的にやりますが、子ども一人育てるのは相当お金がかかるわけです。

しかし、そんなことを知らなければ子どもが大きくなるにつれてどんどん金銭的に厳しくなっていってしまう。だからこそ、子どもの将来に対するお金を貯めるという考え方も必要です。

子どもが一定の年齢になっているのに、貯金が全くないというのではそれはもう大変なのです。しかし、そんなことは誰も教えてくれないわけです。だから、FPの勉強の中では、将来の家族のためのプラン立案なども勉強していきます。子どもの結婚費用まで考えたりするのはなかなか斬新です!

ところで、そういった自分の将来に対するお金の不安というのは、今後ますますニーズが高まると予想されています。

例えば、年金にしてもいったいいくらもらえるのか?いつからもらえるのか?年金だけで暮らせるのか?暮らせないなら毎月いくらぐらい必要か?そのためには今何をすれば良いのか?・・・

そんなことを提案するのがFP(ファイナンシャルプランナー)の本来的な仕事です。あなたはこういう状況なので、こういった保険に入った方が良いとか、あと15年後にお金がマイナスになりそうなので、今のうちに積み立てを行った方が良いとか。

しかし、そういったことを望んでいる人は多いのに、誰に頼んで良いのかが分からない、ここに今後のFPとして女性が活躍する余地があります。

現在の日本の状況を見ると、一部の富裕層が有名なFPからアドバイスを受けている程度となっています。だから、なかなかFPの認知度が浸透しません。

でも、それには理由があって、そもそも日本人というのはタンス預金に代表されるように、自分の財布の中身は「人に見せない」のが暗黙の前提です。儲かっていれば陰口を叩かれるし、お金がなければ馬鹿にされる。だから、皆中流でいたいのです。その結果、自分の財布の中身は見せない。

でも、今後はそういった流れが変わる可能性は大いにあります。

これだけ所得の格差が広がってくると、昔みたいに「皆中流」とは言ってられない。そんなことをいいながら、自分だけで何とかしようと思ったら、気付いたときには破産するしかないということもあり得ます。

そうだとすると、今まで富裕層に限定されてきたFPに対する相談ニーズが急激に拡大する可能性はあります。

そして、その時の依頼者はたぶん女性でしょう。なぜならば、女性が財布の紐を握っているからです。男性ではないのです。

そこで、依頼者たる女性が誰に相談しやすいかといえば、やはり女性のFPということになるわけです。しかも、できれば自分自身がお金に苦労してきた女性の方が親近感が沸くかも知れません。

もちろん、あなた自身が無理に自分が破産をした経験を持つ必要はありませんが、そういったお金に関する自分の経験が生かせる職業がFPだといえます。

あなたも自分の財布を全て見せるとしたら、やはり女性のお金の専門家の方が相談しやすと思いませんか?

富裕層以外の個人ニーズは莫大に大きなものですから、少し火がつけばおぞましいことになるでしょう。あなたにはさばけないほどの仕事が舞い込むかもしれません。そうしたら、独立しますか?それとも、フリーとして気ままにお金の専門家として活躍しますか?

あるいは、本でも出版してみますか?

そんな可能性を秘めたFP(ファイナンシャルプランナー)。

自分のためにも、他人のためにも有益な情報を楽しく勉強することができる。

とりあえず何か資格の勉強をしてみたい、ということであればオススメの資格です。知ってて良かったという知識がたくさん出てきて、ある意味、世の中が理不尽に感じるかも知れませんよ。

でも、それが現実なのです。そして、資格試験の勉強をひたすらする資格マニアや、いろいろな本を読んでいる人の気持ちが少しは分かるかも知れません。

そのぐらい、知らないということは恐ろしく損なことなのです。

FPの資格はやや複雑なので、詳細はいつも参考にさせて頂いているFP(ファイナンシャルプランナー)のページをご覧ください。

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