直前期にはインプットよりアウトプット重視

資格試験の直前期には、スピードを意識して勉強をしていくことがポイントです。今までは、テキストをじっくりと読んだり、ゆっくり問題を解いたり。これらは、インプットをするためにはじっくりと行うということが必要になるので、それはそれで問題ありません。

一方、直前期の勉強の柱となるのは、インプットではなく「アウトプット」です。既に、インプットは出来ているという前提で、どんどん知識を定着化させるために開店させていくことが求められます。

インプットは、知識を頭の中に入れる作業。一方、アウトプットは知識を外に出していく作業。つまり、頭の中に辛うじて残っている、あるいは入り込んでいる知識をより強固にするために、繰り返し出し続けることで定着を促します。

アウトプットを効果的に行うためには、繰り返しの数とスピードです。これらは、お互いを補完し合う関係を持っています。

アウトプットの回数を増やそうと思ったら、スピードを上げてどんどん回転していくことが求めれます。一方、スピードを上げることを優先すれば、必然的にこなす数は増えていきます。

しかし、雑なアウトプットになるのでは?という危惧もあるでしょう。しかし、雑になっても構わないと割り切ってよいのです。つまり、どんどん回転させていくことで、一見すると雑なものを、質を上げるという作業に転換していく。

量か質かの議論を考えた時に、いきなり質を求めるのではなく、量をこなすことで質を求めるのと結果的に似ています。スピードを上げて回数をガンガンこなすことで、雑なものの質を高めていく。

繰り返していれば、今まで見えなかったこと、気付かなかったことが見えるようになっていきます。そこまで辛抱して、ひたすら機械的に繰り返すことがポイントなのです。もちろん、この作業は簡単ではありません。シンプルであるが故に、かなりの苦痛を伴います。

しかし、これはあくまで作業ですから、淡々とこなすようにする。感情を持ち込まず、ただひたすら繰り返すことに意義があるのです。

直前期だからこそ、いろいろなことに目が行きますが、合格するための本質は極めてシンプルです。今までの問題を、早いスピードでどんどんアウトプットしてください。そうすれば、問題の正答率はどんどん上がっていくことを体験することができるはずです。

仮に、あまり読み込みや記憶が完了していない問題があったとしても、今からインプットを行うのではなく、アウトプットを徹底して行って下さい。それほど大した分量ではなければ、アウトプットを繰り返すことで記憶することは十分に可能です。

時間の許す限り、問題の高速回転を行うようにしてください。

特に、主婦やOLは完璧主義になりやすいのですが、資格試験は満点を取らなくても合格は可能です。割り切って、できるところをガンガン増やしていきましょう。

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