時間はお金で買えることもある

「時は金なり」と言う言葉があります。これは、Time is moneyの直訳ですが、簡単に言えば「時間はお金ほどに価値のあるものだから、時間を大切にしましょう」と言うことです。

時はお金で買うこともできる
時はお金で買うこともできる

時間の貴重さを説いている訳です。一方、時間をお金で買うという概念も存在します。

例えば、目的地が決まっている時、鈍行列車でも飛行機でもそこに行けるとします。どちらを利用しても、目的地に到着することは可能ですが、飛行機の方が早いことは明らかです。

つまり、飛行機を利用することで、時間をお金で購入している典型的な例だといえます。

実は、資格試験にも同様の概念が当てはまります。それは、資格学校の講座を受講するのか、あるいは、独学で勉強するのかの違い。

独学で資格試験の合格を目指すことはもちろん可能です。しかし・・・

自分でどの教材を使うのか、最初から情報を集めたりしなければなりません。そして、勉強方法も情報収集したり、試験に出そうな問題を自分で考えてみたり。

これらの作業は決してムダなことではなく、ある意味重要です。しかし、最大のネックは「時間がかかる」こと。

先の例で言うならば、歩いてでも目的に到達することは可能なわけです。しかし、歩いて行くには時間が掛かるし、体力も掛かるし、下手すれば飛行機で行くよりもお金も掛かるかも知れません。

一方、飛行機であれば時間は相当節約できることになります。これが、資格学校の通信講座や通学講座に該当します。確かに、お金は掛かる。でも、合格に必要なテキストも、情報も全てが揃っている。

世の中はバランスが取れています。高いものにはそれなりの価値があり、安いものにはないものがある。

だったら、飛行機に乗って目的地に行くのが最も良いのか?といわれれば、必ずしもそうではありません。長期休暇をゆっくりと鈍行列車で旅するのは、お金とはまた違った意味で楽しいことです。必ずしも、お金がないから飛行機に乗らないわけでもありません。

目的地に早く到達したいかどうか。そこが一番の分岐になります。もちろん、お金の有無も大切ですが、お金は極端な話、「借りて返す」ことができます。でも、時間はそれを許しません。時間は2度と戻らないのですから。

ならば、お金よりも時間を優先すべきか?という議論になりますが、そういうことでもありません。

いつまでに合格したいのか、と言うことを明確にすることが全てを決めます。お金を掛けて早く合格することで得られることもあれば、ゆっくりと時間を掛けることで得られることもある。

人の意見ではなく、自分がどうしたいのか。それで全てが決まります。

もちろん、歩いて行くのは疲れたり、途中で休む必要があるから飛行機の方が良いということでもありません。飛行機も完全な乗り物ではありません。万が一、不幸な結果にならないとも言えないのです。

自分の目指す目的地まで、どのように進んでいくのか、これを「戦略」と言います。つまり、大きな方向性のこと。

でも、ほとんどの資格試験受験生は、戦略がないまま、暗記がどうだ、問題が難しいなど具体的な各論に入ってしまう。この具体的な作業ベースのことを「戦術」といいます。

戦略と戦術は明確に異なります。戦略と言うのは、戦争に例えるなら「将軍」そのもの。戦術とは、「兵隊や武器」のこと。将軍がいなければ戦争には勝てません。どんなに優秀な兵隊や武器があっても、どこの敵を攻めるのか、守るのかという方向性がなければ戦争には勝てません。

一方、兵隊がいなくても、武器が粗末なものしかなくても、将軍がしっかりしていればあらたな兵隊は引き寄せられてくるでしょう。そして、武器は工夫することができるのです。

兵隊や武器から入っていませんか?そういった小手先のスキルや道具も重要です。でも、絶対条件ではありません。絶対に必要な条件は、「将軍の頭」なのです。

独学はこの将軍と兵隊の1人2役を自分で全てこなさなければいけないので難しいのです。もし、独学で挑戦しようとしている女性がいるとしたら、戦略と言う概念をもう一度しっかりと考えてみて下さい。

今、独学でなかなかやる気にならない女性は、戦略を立て直すところから再考してみてください。それだけで、モヤモヤが晴れる場合も多いのです。

そして、もし、お金に余裕があるのなら、飛行機で目的地に行くという選択肢があることも覚えておいて下さい。

時は金なり、なのですから。

 

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“時間はお金で買えることもある” への2件の返信

  1. これこれ!

    私はMIKATAさんのいらっしゃる学校に行って、
    MIKATAさんからバシバシ怒られて、
    叱咤激励されないと、受からないタイプです。

    似たタイプの女の子を引き連れて、MIKATAさんの学校に伺いたいです!!!

  2. はじめまして!さん、こんにちは。

    私の学校をご紹介することはできませんが、今後もブログにて情報はできるだけ発信していく予定です。

    是非、ご参考にいただければと思います。
    今後ともよろしくお願い致します。

    管理人 ★MIKATA

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