10年後の自分?そんなことより短期的な視点を持つ

先のことより、今この瞬間を大切にする

 

小学生の頃とか、「将来の自分の姿をイメージしてみましょう」といわれ、夢を書かせられた記憶があるでしょう。幼いながらに自分の未来をイメージする。そんな夢見る時代は誰にでもあります。

 

しかし、大人になり、さらにこういった時代に「10年後の自分はどうなっている?」と問われても、その答えを見つけるのは至難の業。そもそも、来年のことすら分からない状態なのに、10年後の姿をイメージするというのは多くの大人にとっては困難であるといえます。

 

 そんなことよりも実際には、「今この瞬間」を大切にすることのほうがはるかに重要であるといえます。

 

見通しのつかない未来を語るよりも、現実に具体化できる今にどういった目標を持って生活するのかということの方がはるかに重要なことなのです。

 

10年後の自分よりも、今の自分。そして、明日の自分。

 

目標は長期的に描けといわれることが多いのですが、短期的な視点で目標を描いてみることもより具体性が増すという意味で無駄なことではありません。現実離れした10年後のイメージがどれだけの意味や価値をもたらすのかといえばそれはそれで疑問です。

 

結局、今この瞬間の積み重ねが未来を作っている、それも事実です。

 

夢を語ることも大切だけれど、現実的な今を見ることも重要

 

夢がなければそれはそれで面白味のない人生だ、という考え方もあります。しかし、その夢というのは必ずしも長期にわたるものである必要はありません。

 

むしろ、社会人になって長期的な自分のビジョンを描いている人の方が稀であるといえるでしょう。実際には、長くても1年先程度のビジョンに過ぎません。

 

しかし、それはそれで意味のあることだといえます。なぜならば、つまるところ、我々の人生というのは「今この瞬間」の蓄積が自分の人生であるからです。つまり、今の自分は過去の自分の集合体であり、これからも今この瞬間の積み重ねが自分を作り出していく。

 

であれば、資格を目指すというのは短期的な目標を設定してみるというのがオススメです。長期にわたる資格試験に挑戦しようとすると、やはり続けるのが難しい。難関資格と言われるものは長期の勉強を余儀なくされるから難関なのであって、内容的に必ずしも難しいということではない。要するに、覚えなければいけない量が圧倒的に多いため、難しいのです。

 

であれば、まずは比較的短期決戦で取得可能な資格試験を目指してみる。目標としては、数ヶ月先しかイメージすることはできませんが、それで十分です。なぜならば、その短期目標の方がはるかに具体的にイメージでき、そして実現可能性も高くなる。

 

まずは短期的に合格することが出来る資格を取得してみてください。そうすれば、その先の自分がもう少し長期的にイメージすることができる。

 

そうはいっても、現実的には3年後ぐらいの姿をイメージするのが限界だと思います。しかし、それで十分です。3年先というのはあっという間ですが、それは終わってみての話。今この瞬間を大事に生活している中での3年というのはなかなか長いものなのですから。

 

何の資格を取得すれば良いのか迷っている人は、まずは短期間で取得することが可能な資格を選択する。そして、合格するという事実を体感してみてください。今この瞬間を大切に、短期的に勉強を進めてみてください。

 

振り返ってみたとき、自分の成長に気付くことができるようになります。数ヵ月後の自分が、大きな成長を伴っていることに気付くことができるでしょう。そして、また短期的な目標を決めていく。その繰り返しの中で、気付いたときには大きくあなたは成長しているのです。

 

長期的な夢を描くことができないということで悲観的になる必要などありません。むしろ、それが普通なのだと割り切ったほうが利口なのです。

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