先のことより、今この瞬間を大切にする
小学生の頃とか、「将来の自分の姿をイメージしてみましょう」といわれ、夢を書かせられた記憶があるでしょう。幼いながらに自分の未来をイメージする。そんな夢見る時代は誰にでもあります。
しかし、大人になり、さらにこういった時代に「10年後の自分はどうなっている?」と問われても、その答えを見つけるのは至難の業。そもそも、来年のことすら分からない状態なのに、10年後の姿をイメージするというのは多くの大人にとっては困難であるといえます。
そんなことよりも実際には、「今この瞬間」を大切にすることのほうがはるかに重要であるといえます。
見通しのつかない未来を語るよりも、現実に具体化できる今にどういった目標を持って生活するのかということの方がはるかに重要なことなのです。
10年後の自分よりも、今の自分。そして、明日の自分。
目標は長期的に描けといわれることが多いのですが、短期的な視点で目標を描いてみることもより具体性が増すという意味で無駄なことではありません。現実離れした10年後のイメージがどれだけの意味や価値をもたらすのかといえばそれはそれで疑問です。