やる気がなくなったら自分を許してあげる

資格試験の勉強は長丁場です。1年という長期であっても、終わってしまえばなんて事はない期間なのですが、実際に自分がその状況の中に置かれているとたったの1ヶ月であってもとても長い期間なのです。

人生80年、だからこの1ヶ月間など大した長い時間ではない、そして、この時間をがんばり抜けば自分は大きく成長することができる、だからチャンスなんだ!、ということは「頭で理屈として分かっていても、感情的にはその時点では落とし込めない」というのが現状です。

人間はそれほど単純に論理と感情を融合させることはできません。特に、主婦やOLを中心とした女性であればその傾向が強いといえます。いかんせん、女性は感情が先行するものです。だから、理屈では分かっているが、実際には・・・、ということが多いのです。

自分を許してあげる
自分を許してあげる

そんな時、自分の不甲斐なさに焦点を合わせてしまうことで、「やっぱり私には無理なんだわ!」という結論を導き出してしまう。

私には無理なんだという考え方は、何かと比較していることから発せられる言葉です。

たとえば自分がこの世に一人しかいないとすれば、比較する人はいません。だから、自分がやっていることが全てであって、良いも悪いもそこには存在しない。もっといえば、良いとか悪いということそのものが存在しないわけです。比較対象も基準もないからです。

一方、自分にはダメなんだという発言の裏には、何らかの比較対象を持った言葉です。

では、この発言の意図はいったい何と比較をしているのか?

それは、

資格試験の合格者に他なりません。

つまり、合格者と自分を比べて、合格した人は「勉強を続けることができた人」であるからこそ、自分にはそれができない、だから無理なんだ、そしてダメなんだ、自分は昔から続けることが苦手だった、やっぱり無謀だったんだ、・・・と延々とループしながら、結局は辞めた!となってしまう。あるいは、中断してしまう。

しかし、中断してしまうことのリスク(損失)は、今までの経験の中で嫌というほど感じてきたはずであり、理屈ではやらなければいけない、ということは分かっている。でも、感情的には自分にはダメだと思っている。そこに理屈と感情の難しさがあります。

では、どうすれば良いのかということですが、それは一概に答えのあるものではありません。

少なくても、資格試験は誰でも合格することができるものであって、それは先天的な頭の良さでも人間としての性格の良さでも容姿の良さでもありません。続けた人が合格している、その事実があるたけです。

そして、一つだけ確実にいえるのは、「あなたが比較している人が誰であるかは別としても、その人もやる気がなくなり、そして悩んでいた時期が必ずあった」という事実を知ることです。

勝負に勝つ人というのは、強いから勝ったのでありません。勝ったから、結果として強いのです。

合格した人というのは、頭が良いから合格できたのではありません。合格したから、結果として頭が良さそうに見えるのです。

あなたが比べているのは、「既に合格をしている人」や「成功した人」ではありませんか。

ならば、あなたが自分を責めるのは無理もありません。なぜならば、その人とあなたは異なる時間的な空間にいるからです。

つまり、若いうちは苦労したほうが良いと上司に言われても、確かに理屈では分かるのだけど、感情的には「冗談じゃない!こんなのが何の役に立つんだ」というのと似ています。

でも、結果的に自分はいずれ部下に言うのです。「今の苦労が必ず役に立つ」と。

人間は経験したものでなければ理屈と感情の一致がなかなかできない。でも、経験してはじめて「そうだよね」という同意の感覚を持つことができる。

あなたが資格試験の合格者と自分を比べても、自分を責める結果しかでてこないことが多いのは、要するにあなたが合格していないから、というだけの話です。

比べる対象が違うのです。

そして、今のあなたが比べている合格者があなたと同じように勉強していた頃の状態と比べてみる。そうすれば、どんな合格者であってもあなたのように「自分には無理だ」と思っていた過去がある事実に着目することができるはずです。

だから、あなたは自分を許す必要があります。

「誰でも完璧ではない。だから、やる気がないときもあるんだ。みんなそうだったんだ」と。

そのように、合格者が合格者に至るまでの頃と自分を比較してみれば、そこに必ずあなたが前に進むことができるヒントがあります。

合格者の生の声、とても参考になります。(これだけの情報を整理した管理人には感服します)是非、やる気がなくなった時は、見てみてください。合格者の生の声はこちらから

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