公開模試はできるだけ受験する~2

資格学校の通信講座や独学などをメインに資格試験の勉強をしている女性であれば、本試験の雰囲気を擬似的に体験することができる公開模擬試験に参加する意義は少なくありません。

公開模試には多くのメリットがある
公開模試には多くのメリットがある

資格試験の本試験会場は独特な雰囲気に包まれています。そのため、予めどのような受験生が受験しているのか、どういった雰囲気で試験が行われるのかを把握しておくことは、本試験に行ってから慌てないために重要なことです。

また、本試験では限られた試験時間で問題を解かなければなりませんが、通信講座や独学による勉強では時間を計るということはほとんどしません。

そのため、時間感覚を意識することが少なく、本試験で時間切れという事態を招くことも多いのです。公開模擬試験(模試)により、時間の感覚を実際に体感して覚えておくということが大切になります。

もちろん、公開模擬試験にはそれ以外にもたくさんのメリットがあります。

公開模擬試験は実施する資格学校からすれば、本試験の「予想問題」として位置付けています。つまり、自分たちの資格学校のノウハウを全てを投下して作成した本試験における「予想問題」と言うこともできます。

実際に、公開模試と同じような問題が本試験で出題されることは多く、公開模試を繰り返しやっておくことで合格に近づくことが可能です。難問も含まれていますが、基本的な問題や時事的な最新の傾向を含んだ問題については、是非、見ておきたいところになります。

さらに、参加者の中での自分の順位が分かる「採点サービス」というものを行っている資格学校もあります。これは、公開模試を受験した参加者の採点を行い、順位付けをしたり、平均点を出す、正答率を出すなど、データとして整理して情報提供してくれます。

これを見ることで、自分の順位が明らかになりますし、今後の勉強の方向性を決めることができます。正答率は、どのレベルの問題が他の人ができていて、自分はできなかったのか、など、参加者のレベル感を把握することもできるのです。

これらのデーターは単に一喜一憂する資料ではなく、本試験までの方向性を決めるための素材として重要な資料となります。

公開模試で得点が悪いと、やる気をなくしたり、諦めたり・・・ということになりやすいです。しかし、あくまで公開模擬試験は「模擬」であって、本試験ではありません。通常の場合、本試験よりも1ヶ月以上前に実施されることがほとんどであり、2回目等の受験生でない限り、それほど良い点を取れるわけではありません。

初学者は公開模擬試験以降に急激に成績が伸びてきますので、あくまで模試の結果は通過点として割り切るようにしてください。

繰り返しますが、公開模擬試験はその問題を入手するだけでも大きな意味があります。もちろん、入手しただけで、繰り返し解かなければ何の意味もありませんが、過去問に匹敵するぐらいの良問が揃っているのが模試の問題です。

公開模擬試験はできるだけ受験することをオススメします。予算が許して、ある程度の問題をこなす余裕もあるのであれば、2~3回(2~3校)程度は受験しておくと良いでしょう。

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