資格試験の勉強は大変な部分が多いのも事実です。しかし、一方では自分が知らなかった知識を得ることができるという意味で、非常に楽しいものでもあります。
多くの資格試験では、「実践的な内容」が勉強の中心的な存在です。そのため、勉強内容も実務的で、今までは何気なく「知っていた」ことなどが、理由や理屈と共に「なるほど！」という納得感に変わる瞬間がある。これが一種の快感となり、様々な資格試験に挑戦するいわゆる資格マニアを生み出しています。もちろん、資格マニアには意外と女性も多いのです。
その意味で、資格試験の勉強は二面性があるとも言えます。
一つは、新たな知識を得ると言う意味での「楽しさ」や「充実感」。もう一つは、忙しい中時間をやりくりして合格を目指すと言う「苦労」や「挑戦」という側面。
資格試験に合格するための秘訣は、この2つの要素を、自分の中でいかにして上手くバランスをとっていくのか？ということになるといえます。
合格だけを意識すれば、「苦痛」ということが前面に立つかも知れません。それなりのプレッシャーを感じますし、自分を追い込んで継続的に問題を解くなどしなければなりません。
一方、「楽しむ」ということを考えた場合、自分が今まで知らなかったことの理由や背景を知ることで納得することができたり、いろいろな裏側が見えたり、知識の充実を図ることができます。ただし、それらはある程度繰り返し復習しなければ、使える知識とはなりませんし、すぐに忘れてしまうことも多いでしょう。
この2つを上手くバランスをとることができれば、「楽しみながら努力する」という考え方に転換することができます。
資格マニアと呼ばれる人々は、他の人からすれば理解できないかも知れませんが、これらの要素を上手くバランス付けることで本人にとっては苦痛でも何でもない、むしろ適度なプレッシャーと常に新しい知識が手に入ると言う意味で、ワクワクしているのです。
あなたも上手くバランスを保つようにしてみてください。
そうすれば、資格試験の勉強が楽しくなってくると思うのです。苦労も努力も挑戦も、実は全てが自分のためであり、そこから得られるものはとても大きいものなのです。そう考えてみれば、勉強に対する考え方も変わるはずです。