初めての資格試験挑戦に不安を抱える女性、忙しいからできるだけ効率的に合格したい女性、女性が資格試験に短期で合格するテクニック、「女性のための機械的勉強法」のご紹介

問題は解かずに読みながら覚える

 問題を解くのが重要だ!と言うと、いきなり問題をウンウン考えながら解こうとする女性がいます。確かに、それはそれでとても良いことなのですが、そう簡単に問題が解けるということはありません。問題は最終的に本試験の段階で解けるようになっていれば十分なのです。

ですから、最初の段階では「問題を読む」ということを行っていきます。問題を読むとは、問題文を読んでいきながら、どのような問題が出題されているのかを「見ていく」という作業です。別に何かを考える必要もありませんし、解こうと思う必要もありません。眺めるというレベルで結構です。

どのような問題が出題されているのかを最初の段階で把握しておけば、どのレベルの問題が解ければ目指す資格試験に合格することができるのかを把握することができます。これは非常に重要なことであり、自分自身で問題のレベルをあらかじめ体感しておくことに意味があります。

また、問題というのは解こうとしなくても、「読む」ということを繰り返すことによって、自然と問題の内容を覚えていき、どこかの段階で自動的に解けるようになります。解こうと思うとストレスになりますので、読もうと思って気楽に眺めていけば十分です。

問題を読むときは、解説を重視する

 問題には、解答解説が記載されていると思います。問題を読んでいく中で、少し考えてすぐに解答を見てもらって構いません。最初の段階では解くことではなく、問題の内容を把握することを重視して良いのです。そして、重要のなのが解説部分です。

問題文を読んで、解答を見る。そして、解説を読んで、なんでそういう答えになるのか、と言うことを押さえてください。そうすれば、必然的に記憶に残りますので、次にもう一度同じ問題を見たときに、何となく答えが思い浮かぶはずです。

もちろん、2回目に思い浮かばなくても全く問題ありません。3回。4回と繰り返していけば良いのです。通常、5回も問題を読むことで、問題と解説が頭の中でリンクされている状態になります。この段階で、ようやく記憶することが出来たということです。

1回目や2回目では問題文の意味や解説の趣旨が良く分からないかも知れませんが、特に問題ありません。意味が分からなくても、問題を読んだと言う事実は脳がしっかりと記憶しています。3回。4回問題と解説を読んでも良く分からない場合には、テキストの該当箇所を読んで、チェックしてみてください。

通常、それで内容的には理解できるはずです。このように、講義以外には主に問題集の問題や解答解説を読むということを重点的に行うようにしてください。その上で、不明な点があればテキストに戻ってチェックを行うようにすれば、かなりの部分を機械的に効率化できるはずです。