初めての資格試験挑戦に不安を抱える女性、忙しいからできるだけ効率的に合格したい女性、女性が資格試験に短期で合格するテクニック、「女性のための機械的勉強法」のご紹介

まずは計画をしっかりと立てる

 目指す資格試験にもよりますが、資格試験の勉強は長期戦が基本です。長期になればなるほど勉強の計画が重要になってきます。資格講座を受講しているようであれば、指針となるベースの計画表が資格学校から配布されていると思います。それを参考に、自分なりの計画を作成するようにします。

計画は無理のないように、ある程度の余裕を持って組んでおくことが大切です。できないことを無理やり計画に落としても、絵に描いた餅になってしまいます。理想と現実のバランスと取りながら、自分にとって無理のないような計画を組むようにしてください。

どうせ計画通りに行かないから、勉強計画はいらない?

 よく質問されるのですが、せっかく計画を立ててもその通りに進んだことがない。だから、計画を立てることはムダだという女性がいます。しかし、これは大きな誤解だと言ってよいでしょう。

計画を組むという作業は、あらかじめ全体の流れを自分でイメージすることができる最初の場です。資格試験の勉強をスタートする前の段階で、全体の流れや大まかなスケジュールを自分なりに確認しておくことは、自分の無意識に計画を植えつける意味でも非常に重要です。

また、計画通りに行かなかったのは、過去の話であって、これから始める資格試験の勉強においては必ずしも計画通りに行かないとは限りません。やる気があって、勉強が楽しくなってサクサクと前に進んでいくことも考えられるわけですから、昔の自分を持ち出して先入観で考えるのは辞めてください。せっかく、資格を取って変わろうとしているのにもったいない話だと思いませんか。

計画通りに行かないから計画が必要

 いくらあなたにやる気があっても、環境の都合もあってなかなか計画通りに勉強が進まないこともあると思います。しかし、だからこそ実は計画が必要なのです。

勉強を始める段階で、自分の状況をしっかりと踏まえた上で組んだ勉強計画。しかし、その通りに進んでいないとしたら、なぜ遅れているのだろう?と振り返るチャンスが出てきます。この時に、その原因が明らかになればそれを取り除いたりすることで、今後は計画通りに進めることができるようになります。

また、原因が取り除くことができないようなものであれば、新たに計画をその時点で修正して、第二の勉強計画を組んでも良いわけです。計画は1度立てたら必ずそれに従わなければいけないものではありません。状況に応じて自分の環境が変わったら、計画も変わってよいのです。

しかし、計画を組まずに惰性で勉強をしていると、進んでいるのか(つまり、順調なのか)、遅れているのかの判断ができません。これが最も良くないパターンで、今後の指針となるものを見失う可能性があります。

だからと言って、計画は難しく考える必要はありません。今の自分の状況を鑑みて、こういうペースで勉強すれば合格できそうだ、と楽しみながら組んでみてください。旅行に行くときに組む計画はワクワクして楽しいものです。それと同じように、楽しみながら計画を組むと、きっと良い結果が出てくると思います。