資格試験を受験する目的とは
資格試験を受験する動機は様々だと思いますが、目的は明確です。それは、資格試験に合格することです。それ以外に目的はありません。これは、資格試験を目指す全ての女性に共通していることではないでしょうか。
ところで、資格試験に合格すると言うことはどのようなことでしょうか。それは、資格試験の要項によって定められた合格基準をクリアすることです。通常は、6割~7割以上の正答を以って合格となります。
ですから、資格試験を受験する目的は合格するためであって、合格するためには資格試験の本試験で6割~7割以上の得点を取ることが必要です。これは当たり前のことだと思うかも知れませんが、このようなことをしっかりと検討する人が実は受験生には少ないのです。
しかし、このような資格試験に合格すると言う目的とその目的を達成するための基準を理解しておくことは、勉強法を考える上で極めて重要なことだと言えます。
本試験で6割~7割以上を正答すれば良い
資格試験に合格するためには、6割~7割以上の正答で良いということを知ることはとても重要です。なぜならば、満点を取る必要がないということが分かれば、気も楽になりますし、何よりも勉強の方針が決まるからです。
満点を取るためには、テキストや問題集を隅々まで勉強しなければなりませんが、6割~7割で合格できるとしたら、全部を無理に勉強する必要はありません。つまり、出題される可能性が高い部分に絞り込んで勉強をしていけば、とても効率的な勉強ができると思いませんか。
資格試験を受験する目的は「合格」することであって、100点満点を取ることではありません。満点で合格しようが、合格最低点(例えば60点)で合格しようが、合格は合格です。どちらで合格したとしても、同じ合格なのです。
一方、100点満点を目指す勉強法と60点を目指す勉強法、どちらの方が労力が少ないと思いますか。それは、60点を目指して勉強する方が、効率的な勉強を行うことができるはずです。しかし、多くの受験生は100点満点を目指して勉強をしてしまっています。
だから、範囲が広すぎて手が回らない訳です。結果的に、「あの資格試験は難しい」という話になるわけですが、1年かけて必死に勉強して100点満点を取って合格するのも、たったの1ヶ月で集中して勉強して60点で合格するのも同じなのです。
ですから、忙しいあなたの学習戦略として、100点ではなく合格に必要な最低限の点数を目指すということが重要になる訳です。
資格試験の本質とは
本試験ではおよそ6割~7割の正答率で合格できるとしたら、どうすれば6割~7割を正答することができるのでしょうか。それは、本試験問題の構成を見ていけば分かります。
本試験と言うのは、3つの問題レベルから構成されています。
- 基本問題
- 応用問題
- 難関問題
この中で、重要なのはその構成の割合となります。どのくらいの構成になるかと言うと、
- 基本問題ー全体の60~70%
- 応用問題ー全体の20~30%
- 難関問題ー全体の10~20%
ここから何が分かるかと言うと、基本的な問題からの出題が60~70%を占めているということです。言い換えれば、「資格試験は基本的な問題だけで合格することができる」ということです。
つまり、資格試験というのは、基本的な問題をしっかりと勉強して、本試験で確実に解くことができれば合格できる試験、ということが分かります。これが、資格試験の本質です。
だとすると、気が楽になりませんか。多くの受験生が、資格試験は難しいというイメージを抱き、難問にチャレンジしています。しかし、なかなか手が回らずに挫折していきます。一方で、短期間の勉強だけで合格している女性というのは、実は難問には手をつけていません。
なぜならば、難問をやる時間があるのであれば、基本問題を徹底して繰り返した方が点数につながることを理解しているからです。この、「点数が最も多い基本問題を完全に攻略する」というのが、資格試験に短期間で合格するための勉強法になるのです。