通信講座と通学講座の違い
資格講座には大きく分けて通信講座と通学講座の2つがあります。通信講座というのは、主に自宅にて資格の勉強を進めていく講座で、教材等が自宅に送付されます。通学講座は、資格学校や資格受験予備校に通学して講義を受ける方法です。それぞれの特徴を整理してみます。
通信講座
- 自分のペースで勉強をすることができるが、管理も自分で行う必要がある
- いつでもどこでも勉強を行うことができる
通学講座
- 講師による直接的な講義を受講できるが、決められた時間に学校に行く必要がある
簡単に特徴を挙げると以上のようになります。大きな特徴は、自分でコントロールができるかどうかということになります。
つまり、通信講座であれば講義を受けたり（通信講座の中には、ＤＶＤなどの講義付きの講座もあります）勉強を進めていくのは自分のコントロール下にあるということです。一方、通学講座は講義の日時などが決められており、その時に学校に行くことをしなければ受講することはできません。この点が最も異なるところです。
その他の違い
昔のイメージですと、通学講座に比べ通信講座の方が内容が乏しいイメージがありましたが、現在では ほとんど差がなくなってきています。講義付きの通信講座もありますので、講義を受講したい場合には自宅で講義を受講することが出来ます。また、通信講座用に専用の収録講座を行っている資格学校や資格受験予備校も増えてきました。
通学講座の場合には、学校に通うという形になりますので、勉強仲間ができるというメリットがあります。同じ目的を持った仲間と触れ合うことができるのは、資格試験の勉強が孤独であることを考えると 有用だと言えます。しかし、単なる仲良しクラブで終わってしまわないようにすることが重要でしょう 。
資格試験の勉強を進める中で、質問などが生じることも多いと思います。質問については、通学講座であれば直接講師に聞く機会が取れる場合があります。もちろん、通信講座であっても紙ベースでの質問（郵送・ＦＡＸ）に加え、最近では電話での質問体制を設けている資格学校や資格受験予備校もあります。質問については、どちらも問題はないと言えます。
受講料は？
気になる受講料ですが、通信講座も通学講座も講義付きであればそれほど金額は変わりません。また、通信講座の中には講義が付いていないコースもあり、この場合は受講料は安くなっています。資格試験にもよりますが、講義が必ずしも必要にはならないため、講義なしの通信講座でも十分に合格は可能です。
以上の内容を考慮して、自分にあった講座を選択する必要があります。資格講座は一度選択してしまうと途中で変更できませんので、最初の段階からしっかりと検討をしておくことが重要になります。