テキストは辞書代わり

資格試験の紙教材には、基本的に2つのツールがあります。

1つは、テキストと呼ばれるもので、つまり教科書のことです。テキストは、勉強する内容が網羅されているもので、理解を促すためのものです。

もう1つは問題集。問題集は、いくつかに分かれますが、大きくは力をつけるための問題集と、過去に実際に本試験に出題された問題である過去問題集の2つがあります。

テキストは辞書として使う
テキストは辞書として使う

このうち、テキストをじっくりと読んで勉強を進めていく人が多いのです。これは、今までの中学校・高校・大学等での勉強方法を踏襲しているものと考えられますが、資格試験の場合には必ずしもそのようにする必要はありません。

特に、始めて資格試験の勉強をするOLや主婦は良い悪い別として、きっちりとやるタイプの人が多く、真面目な人が多いのです。一方、短期で合格した人、初学者で一発合格した人は、テキストはあくまで知識を習得するものと言う感覚でしか使っていないのです。

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何でも良いから1番になる

資格試験の中には、複数の科目を勉強しなければならないものがあります。慣れないうちは、あれもこれもということで、全体的にとりあえず広く浅くやってみる。しかし、一通りやったがどれも自信がない状態、と言うことになりやすいのです。

特に、資格試験の勉強を始めて行う主婦やOLは、全てを完璧にしなければいけないという思考が働いて、全部の範囲を同じように勉強しようとします。

もちろん、この勉強方法を否定するつもりはありませんし、これはこれで良いのです。一方で、もう少し異なる方法も存在します。

それは、少ない範囲を徹底的に繰り返して勉強して、まずは何かで「これは誰にも負けない」と言うものを作るのです。例えば、10科目勉強しなければいけないとしたら、まずは1科目だけを徹底的に行う。仮に、科目ごとの試験があったとしたら、他の科目を無視してでも一つだけの科目で100点を狙う。

結果的に100点になれば、それは1番だということです。1番になれば資格試験では必ず合格することができます。後は、同じように残りの9科目を勉強すればよい。つまり、小さい範囲や特定の分野であったとしても、そこで1番を取ることができれば自分の勉強方法は間違っていないという自信を持つことができると言うわけです。

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知識がないのは不利ではない

資格試験の勉強を始めるにあたって、「知識がないから自分には不利だ」とか「知識がないから自分には合格することができない」という女性がいます。これは、明らかにおかしな話なのですが、不安や心配からくる想いなのでしょう。

そもそも、知識がないから勉強をするわけです。知識があれば、勉強をする必要はありません。高度な実務経験を有しているのならば、それをしっかりと事実・実績を証明すれば何も資格など持っている必要はないわけです。

しかし、一般的には素人が専門的な業務に就くことは難しく、仮に上手く仕事ができたとしても最低限の知識は予め必要になるわけです。全てを実務の中で習得することができるのは、新入社員として入社した場合ぐらいでしょう。

知らないからこそ、始めてだからこそ勉強する意義があるのです。不安になる必要も、心配になる必要もありません。むしろ、自分の知らなかった世界を見ることができるわけですから、ワクワクして良いのです。

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人と自分を比べない

資格試験の勉強をするようになると、ライバルの存在が気になるようになります。仮に、明確なライバルが存在しないとしても、同じ資格を目指す人の進捗具合や様子が気になることがあるでしょう。

本当のライバルは他の受験生ではなく、自分自身
本当のライバルは他の受験生ではなく、自分自身

確かに、周りの進捗状況を確認しておくことは、大きな遅れを取らないためにも必要なことです。また、「気にするな」と言っても、人間の心理としてやはり周りの受験生の動きと言うものは気になる存在です。

ですから、「気にするな」とはなかなか強く言えないのも事実です。しかし、気にするのは仕方がないとしても、周りの受験生と自分を「比べる」ということを行う必要はありません。

例えば、点数を比べてみたり、勉強量を比べてみたり・・・。周りが気になるのは分かりますが、自分と比較したところでそれほど大きな意味はありません。

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教材に愛着をもって使い倒す

資格試験の勉強方法として重要なのは、「同じ問題集を繰り返し解く」ということです。もちろん、テキストも必要ですが、テキストも1冊あれば十分で2冊も3冊も必要になるわけではありません。

初学者の場合、書店などに行くと様々な問題集や過去問、テキストなどが気になって、たくさん購入してしまう人が少なくありません。特に、女性の初学者で心配症や真面目な女性ほどたくさんの問題集やテキストを購入してしまいます。

不安な気持ちは分かりますが、ほとんどの場合が一度読んだ程度で棚の中に保管されることになり、有効活用されることはありません。むしろ、新たに購入したテキストや問題集をこなしきれていないことが最終的に気になってしまい、本試験直前になると焦りが出てくることになります。 “教材に愛着をもって使い倒す” の続きを読む

テストの点数は気にしない

資格試験を目指す場合、資格学校の通信講座や通学講座を利用している女性も多いと思います。基本的に、資格の勉強にそれほど慣れていない人や初学者、ある程度の難関試験に挑戦しようとしている女性には、資格講座の活用をオススメしています。

主婦やOLはとにかく忙しい!ということで、資格学校の通信講座を利用している人が特に多いと思います。最近の通信講座は、DVDで生の講義の模様が送られてきたりしますので、普通に教室で講義を受講しているのと何ら遜色ありません。むしろ、時間のない主婦やOLの強い味方です。

通信講座を受講していると、多くの場合は、定期的にテストを行います。単元ごとに送付されてくる形式のものや、あらかじめ送付されていたものを自分で解いて送り返すなど様々なやり方があります。いずれにしても、このテストは多くの場合、送り返すことで添削と言って、資格学校の講師が採点して帰してくれる制度があります。

この添削を利用しない女性が多いのですが、必ずテストは解いて送り返すことが大切です。点数が悪いとやる気をなくすという女性は、少し考え方を変えてみてください。 “テストの点数は気にしない” の続きを読む