書いて忘れよう

資格試験の勉強をしていると、「覚える」ことに意識を強く持っていかれることがあります。資格試験に合格するためには、

  • 誰もができる問題を確実に覚えて本試験でできること

が前提になりますので、確かに覚えるという作業は極めて重要であることは間違いありません。

しかし、覚えようとする意識が強すぎることで、前に進めなくなってしまったり、やたら難しい問題だけを復習しているという受験生も少なくありません。特に、几帳面で真面目な女性には特にこの傾向が顕著に見られます。

書くことで忘れよう
書くことで忘れよう

まずは、強引に覚えようとすることから離れてみてください。

人間と言うのは、自分にとって重要なものは「覚えよう」と意識しなくても自動的に覚えることができるようになっています。

テレビCMの音楽を覚えてしまうのも、自宅から会社までの道順を覚えてしまうのも、覚えようと意識はしていません。

しかし、結果的に覚えているものです。

資格試験に強い人というのは、サッサと忘れていくような勉強方法を採用しているのです。

それは実に簡単な方法です。

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記憶できないことを歳(年齢)のせいにしない

資格の勉強をすると、昔と比べて記憶力の低下に気付くことも少なくありません。20代の女性は10代の頃を思い出し、30代の女性は20代の自分を思い出します。

記憶力というのは、訓練次第によってはその力を維持することもできるようですが、年齢とともに低下すると言うのは防ぎようがありません。ただし、だからと言って若い人の方が合格しやすく、歳を取った人が合格しにくいということはありません。

なぜならば、仮に記憶力が低下していたとしても、繰り返し記憶する努力をすることで、それはカバーすることが可能だからです。 “記憶できないことを歳(年齢)のせいにしない” の続きを読む

宅地建物取引主任者(宅建)を取得する

資格試験の中でも多くの受験者を集める、つまり人気の資格試験が宅地建物取引主任者です。通称、「宅建」と呼ばれています。

不動産業界の人にはなくてはならない資格と言っても過言ではありません。必置資格と言って、不動産屋さんなどには店舗ごとに基本的に1名以上は必ず設置しなければいけません。そのため、常に宅建の資格を持っている人材のニーズは高く、不動産を扱う会社にとっては必要不可欠な資格なのです。

不動産の営業マンはもちろん、事務職を任されることも多い女性は特に事務所にいることが多いため、宅建の資格を持っていると会社から見れば重宝する人材です。簿記の資格と宅建の資格を持っていれば、不動産業界への就職・再就職・転職はかなり有利に働くと考えて良いでしょう。 “宅地建物取引主任者(宅建)を取得する” の続きを読む

記憶力を高めるには(2)

極端に言ってしまえば、資格試験に合格することはそれほど難しいことではありません。過去問を繰り返し解いて、覚えてしまば大抵の資格試験であれば合否のボーダーライン上には乗ることが出来ます。

過去問を重要視する理由は、過去の本試験で実際に出題されている問題だから、と言うことが理由です。資格試験の場合には、大幅な試験内容などが変更にならない限り、過去問が繰り返し出題されます。もちろん、全く同じ過去問が同じ状態で出題されるわけではありませんが、内容的にはほぼ同じものが出題されます。その割合は、本試験の50~60%程度。

中には、本試験の80%程度が過去問から出題されることも珍しくありません。この場合には、過去問を単純に覚えている(記憶している)ことができれば、ほぼ合格は間違いありません。しかし、この過去問を覚えるという作業がなかなか難しいのです。 “記憶力を高めるには(2)” の続きを読む

記憶力を高めるには(1)

資格試験に合格する勉強法としてよく提唱されるのが記憶法や暗記法です。なぜ、記憶法や暗記法というものが受験勉強に重要になるのかというと、資格試験は記憶力を試されているからです。

資格試験に合格するためには、本試験の問題を解けるようにしなければなりません。本試験の問題を解くことができるためには、問題を解くために必要な知識を記憶しておくことが必要です。

資格試験に限ったことではありません。結局、試験というのは覚えているか覚えていないか、つまり記憶にあるかどうかで合否が決まると言うことなのです。そのため、記憶ということが非常に重要なテーマであり、記憶法や暗記法というものが勉強法として提唱される傾向にあります。 “記憶力を高めるには(1)” の続きを読む

合格の条件を整理する

資格試験に合格するためには、資格試験に合格するための条件をしっかりと整理して把握しておくことが必要です。

それがなければ、コンパスを持たずに航海に出るようなもので、自分がどこに向かっているのか分からなくなってしまいます。資格試験の勉強は長期間にわたることも多く、特に自分一人で作業を行うことが多いので、客観性を失いやすいという特徴もあります。

独学で挫折してしまうのは、孤独だからと言う理由よりも、自分の勉強のやり方が本当に正しいのか?その確証を得ることができずにどんどん不安になっていく。つまり、航海の途中でコンパスがなくなってしまった状態なのだと言えます。 “合格の条件を整理する” の続きを読む