本を読むのは好きなのに勉強となると・・・

覚えることは大変?

普段から本はたくさん読んでいる。通勤電車、寝る前、読書は嫌いではない。しかし、同じ本を読むにしても、資格試験のテキストを読むとなると途端に息苦しくなってくる。

 

そんなことを思う人も多いようです。

 

 本と言ってもさまざまなジャンルがあるわけですが、例えばビジネス書が好きだとします。いつもビジネス書はよく買って読んでいるけれど、資格試験のテキストとなると途端に何かが違ってくる。

 

経営の勉強をしているのであれば、資格試験のテキストも普段読んでいるビジネス書も内容的にはたいして変わらないはずです。事実、資格の勉強を開始した当初は、テキストを読むということにそれほど苦痛を感じることなく、むしろ「楽しい」という感覚を持って読み進めることができます。

 

要するに、資格試験のテキストを読むのが辛いのは、「覚えなくてはいけない」という前提で読むからだ、ということがいえるでしょう。楽しい内容の本であっても、何度も繰り返し読むというのはよほど好きな本、内容でない限りはあまりありません。

 

そのように、我々は同じ物を何度も繰り返すということがもともと苦手であるといえるのです。

 

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独学の成否は教材選びにあり

資格試験の勉強方法については、いくつかの方法がある中で、個人的には通信講座を推奨しています。

しかし、金銭的に安く仕上げたい場合や、通信講座をやるにも時間的に厳しいという場合には独学という選択肢もあります。通信講座でも独学でも基本的に自分で勉強するという意味では変わらず、違いがあるとすれば「教材選択」だけです。

教材選択がポイント
教材選択がポイント

有名な資格学校の通信講座であれば、そこで提供される教材を信じてこなすことで合格することができる、という自信を持つことができます。

ですから、最後まで安心して勉強を続けることができる。

一方、独学の場合にはこの教材をどうやって選べば良いのかが難しいわけです。

もちろん、インターネット上には様々なオススメの教材等が紹介されていますが、実際にそれを見ないで特定の(個人の)情報で決定するというのは少し怖い気もします。

教材というのはテキストと問題集を指しているわけですが、これらは一旦使い始めたら最後まで付き合いながら徹底的に使い切るものです。だから、自信を持って「これだ!」という教材に巡り合う方法を考えなければなりません。

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サブノートより間違いノートを作る

資格試験の勉強についてよく相談を受ける内容として、「サブノートは必要ですか」というものがあります。

サブノートというのは、テキストを補完するような目的で作るノートのことで、中学や高校の時に、先生が黒板に書いている内容をノートに必死になって板書(書き写す)した経験はありませんか?こういったノートをサブノートといっています。

サブノートよりも間違いノートの方が重宝する
サブノートよりも間違いノートの方が重宝する

結論からいえば、「サブノートはいらない」といえます。理由は簡単で、サブノートをわざわざ作らなくても、テキストに書き込めば十分であることと、サブノートを必死になって作ってもほとんど見る機会がない、この2点です。

高校時代などでは、先生によっては教科書(テキスト)にいろいろなことを書き込むことを善しとしない指導をする先生がいます。場合によっては、授業をしっかりと聞いていたかどうかの証明としてノートを提出させるようなこともあったかもしれません。

それはそれで教育方針ですから良いのですが、資格試験の場合にはサブノートを綺麗に作ったからといって誰かがそれを評価することはありません。また、テキストに書き込みをしてはいけないというルールも存在しません。

全てはあなたのやりやすいようにすればよい、それがルールです。

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マーカーは慎重に使おう

資格試験の勉強をしていると、様々な文具(文房具)が必要になってきます。代表的なものに、マーカーがあります。普段から仕事などで使っているOLも多いと思いますが、資格試験の勉強にマーカーは必需品と言ってよいでしょう。

他にも、シャーペン、ボールペン、計算をするような試験であれば電卓も必要です。

いずれにしても、マーカーはほとんどの受験生が持っていると考えられ、1本ではなく、色を変えて結構な数を揃えている受験生も多いようです。最近では、様々なカラーがセットになって販売されています。

マーカーを引くのは重要箇所のみに絞る
マーカーを引くのは重要箇所のみに絞る

一般的に、マーカーは「文字あるいは文章を塗り潰す」ために使うことが多いようです。

そもそもマーカーとはそういった使い方をする前提だと思われますので、それは問題ないのですが、重要なのは、「何を根拠にマークをするのか」ということです。

もちろん、通常であれば「重要な箇所」ということになります。では、重要な箇所とは何か?

これが、受験生によって結構バラバラであることが多いのです。自分が重要だと思う箇所にマークをしている人もいますし、先生にマークを引けと指示されて引いている受験生もいるでしょう。それ以外にもいろいろな理由で引いているかも知れません。

いずれにしても、マーカーを使う時の大原則として、「むやみに引かない」というのが鉄則です。なぜならば、重要な部分にマークするから意味があるのであって、全部にマーカーの線が引かれていたとしたらほとんど意味がないですよね?

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分からなかったものが分かるようになる時期

資格試験の勉強も直前期になると、いろいろな変化に気付くことが多くなります。例えば、今までは問題を解くのに時間が掛かっていたはずなのに、早く解けるようになったり、問題をパッと見た瞬間に答えをイメージすることができるようになったり、テキストのどこに何が書いてあったのかイメージすることができるようになったり。

これらは、全て、今までの勉強の賜物です。上記のようなことを1つでも感じることができれば、あなたは資格試験に合格することができるチャンスを持っています。

継続的に勉強を繰り返さない限り、これらの変化は訪れることはありません。種を撒き、水をやり、丁寧な世話をして果実をようやく収穫するかのように、あなたの中で大きな変化が起こっているのです。

パズルと一緒
パズルと一緒

そして、今まで分からなかったことが分かるようになっている自分に気付くはずです。

あれだけ考えても分からなかったものが、今では当たり前のように分かるようになっている。あるいは、あたかも何かにとりつかれるかのごとく、急に目の前のモヤモヤが消えて、分かるようになった。

直前期には、そんな経験をする主婦やOLが多いと思います。

これは、まさにパズルと同じ原理です。

パズルも少ないピースでは全体像が分かりません。しかし、1つ1つ時間を掛けてはめていくことで、徐々に絵が出来上がってくる。

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勉強をしていると寝てしまうのは良いこと

資格試験の勉強をしていると眠くなり、気付いていたら寝ていた。そんなタイプの女性も多いのではないのでしょうか。勉強に限らず、本などを読んでいるうちにウトウトしてきて気付いたときには朝!

このような状況が続くと、つくづく自分には勉強は向いていない、そう思ってしまうのが一般的です。しかし、少し異なるアプローチをしてみれば、上記のような「勉強をしているうちに寝てしまう」と言うのは必ずしも悪いことではありません。それは、記憶のメカニズムを知る必要があります。

勉強途中に寝たって良いのだ
勉強途中に寝たって良いのだ

そもそも、人間が眠っている間でも唯一起きているものがあります。それは、「脳」です。脳が眠ることはありません。

そして、人間の記憶は、寝ている間に整理されます。つまり、徹夜でいくら勉強しても、1日ぐらいは覚えていることができるでしょうが、2~3日すればほとんどを忘れてしまいます。これは、どんな人でも同じなのです。

自分が寝ているときに、脳は休むことなく起きている間に仕入れた情報を整理しています。単純に言えば、その日の1日にあった出来事、体験したこと、考え方ことなどを寝ている間に脳は自動的に整理しています。その整理した情報の中で、重要だと脳が認識したものが「記憶」として処理されると言うことです。

そのため、勉強した内容を脳に「これは重要な情報だ」ということを知らしめる必要があります。そうしないと、せっかく勉強しても、脳が必要ないと判断したら、記憶にそれほど残らないということになってしまうからです。

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