合格意識が低くても高められるとしたら

資格試験に合格するためには、「どれだけその資格が欲しいのかが重要だ」と言われることがあります。

資格試験は欲しい人から合格していく、資格試験に合格した姿をイメージできる人ほど早く合格する・・・、いずれも事実でしょう。ただし、それはあくまで一部の合格者が言っていることであって、全ての合格者が同じことを言っているわけではありません。

つまり、単に「私はそう考えることで合格できました」という見本に過ぎないのです。

本質はやったかやらないかだけ
本質はやったかやらないかだけ

「祈ることによって合格できました!」という合格者がいたからといって、あなたも同じように祈ることで合格できるということではありません。

合格者が言っていることはあくまでその人のこと。

その裏側でどのようなことが言えるのか?ということに着目することの方がはるかに意味のあることです。

精神論だけで合格できるほど資格試験は簡単にはいきません。精神論と結びついているのは、実際の行動です。

つまり、行動なくして合格はありえない。

どんなに祈ろうが、勉強しない限りは合格することもない。受験しない限り、受かりも落ちもしないことと同じです。

全ては行動の結果として現れるものなのです。

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人生で後悔していることは?【驚愕】

一つのアンケート結果があります。

アメリカの80歳以上の高齢者を対象にして行なったアンケートですが、その中に「人生で後悔していることは?」という項目があります。

この項目について、70%の人が同じことを答えたといいます。

70%といえば、自分も80歳以上になったときに、同じように感じることが高いだろうと考えることができる数値です。

高齢者になって思うこと
高齢者になって思うこと

ということは、このアンケート結果は自分の未来をある意味で示唆する非常に興味深いデータであるといえます。

それではいったい、70%の人はどのように答えたのでしょうか?

あなたには想像がつきますか?

少し見方を変えて、今の時点であなたが「人生で後悔していることは?」と問われたときに、どのようなことを回答するでしょうか?

そこにヒントがあるかも知れませんし、ないかも知れません。

いずれにしても、あなたも将来「人生で後悔していることは?」と問われて答えることは、次のような内容が想定できるのです。

それは、

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過度な期待と自己成長のバランス

資格の勉強はいろいろな効果(成果)をもたらします。それらは、遅かれ早かれ自分の成長であることに気付くときが来るものです。

つまり、資格試験の勉強を通じて「自己成長」を実現することができる。これは、合格したとしても合格できなかったとしても、同様の効果を得ることができます。合格することができれば次のステージが用意され、仮に不合格に至ってもそこにはまた何らかの自己成長を促すステージが現れる。

合格・不合格という事実をいかに「解釈」するのかで大きく変わってくるということです。

過度な拘束と適度な緊張
過度な期待と適度な緊張

ただし、その前提として「自ら進んで」勉強を開始するということが重要になることは言うまでもありません。

自分の意志で踏み出した努力は、合格・不合格いずれの場合であっても大きな成長をもたらしてくれる。

解釈を柔軟に行なうためには、「自分の意志」というものが非常に重要であるということがわかります。誰に強制されるわけでもなく、自ら進んで始めたことであるから、よりプラスに解釈を行なうことができる。

これとは別に、過度な期待がかかりすぎると、勉強そのものに対する意味や価値を咀嚼できないということになってしまう可能性を秘めています。

こんなニュースがあります。

そろばん段位取得へ母が過度の期待 長女監禁死

義務教育を前提に考えれば、親としての気持ちも理解できます。特に、障害を抱える子に対する今後のことを想う親の気持ちがあったかもしれません。

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資格は役立ちますか?

春になって、資格の勉強をしようという人が増えてきています。

資格の勉強を始める理由は人によってさまざまですが、どんな理由であっても自ら進んで勉強をするというのは素晴らしいことです。

社会人になってまで勉強するの?という人もいますが、誰に強制されたわけでもなく、自発的に勉強しようと思ったのであればそれは「自己成長」を欲している自分がそこにはいます。

自分で自分を育てる
自分で自分を育てる

一方で、「資格は役に立ちますか?」という質問が必ずあります。

この手の質問があった場合、私の答えは決まっています。

あなたはどう思いますか?」

答えは自分の中にあり、そして自分で決められるでしょう、ということです。

自分で資格など役に立たないと思うのであれば、役に立たないでしょう。現実的に、役に立たせることができない人もたくさんいます。

それには「今は役に立たない」というタイミングのズレ的なものであったり、実際には役に立っているのに、自分では「役に立っていない」と思い込んでいることなどがあります。

そもそも、資格が全く役に立たないものであったとしたら、

  • なぜ国が法律で資格制度(国家資格)を定めているのか
  • なぜ日本には3000種を超える資格・検定制度が存在するのか
  • なぜ仕事を辞めてまで、あるいは自分の身銭と時間を削ってまで資格の勉強をする社会人が多いのか

といった質問に関する説明ができないことになります。

つまり、「資格を取ることで役に立つか立たないかはあなた次第」ということが結論です。

自分が役に立つと思えば役に立っているのだろうし、役に立たないと思うのであれば役に立たないということでしかありません。

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今のお金と数年後のお金の価値

今あなたの手元に1,000円があります。

5年後、1,000円もらえるとします。

どちらの方が1,000円としての価値は高いのか。それは、今あなたの手元にある1,000円です。

理由は簡単、今の1,000円を銀行に預けることで、少なくても5年後には1,000円以上になって戻ってくるからです。利息が増えるためですね。

現実的には、現在の利息は極めて低いので、1,000円ではイメージが沸きにくいというのがありますが、これが億や兆という単位になれば利息だけで相当な金額になるものです。

今の価値と未来の価値
今の価値と未来の価値

つまり、今の1,000円というのは、未来の1,000円よりも極めて貴重であるということです。

これはお金だけではありません。時間も同じことです。今の10分というのは、未来の10分よりも遥かに貴重だということ。

今、あなたが資格試験の勉強に費やしているお金と時間というのは、未来で勉強をすることよりも極めて価値の高いものであるということです。

なぜならば、それが未来になって返ってくるからに他なりません。

20歳で資格試験に合格する場合と、60歳で合格する場合では、資格試験に合格した人と言う事実は同じでも、そこから得られるものというのは40年の開きがあります。

この40年の利息と言うものを考えれば、相当な額になることが理解できるでしょう。

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やる気がなくなったら自分を許してあげる

資格試験の勉強は長丁場です。1年という長期であっても、終わってしまえばなんて事はない期間なのですが、実際に自分がその状況の中に置かれているとたったの1ヶ月であってもとても長い期間なのです。

人生80年、だからこの1ヶ月間など大した長い時間ではない、そして、この時間をがんばり抜けば自分は大きく成長することができる、だからチャンスなんだ!、ということは「頭で理屈として分かっていても、感情的にはその時点では落とし込めない」というのが現状です。

人間はそれほど単純に論理と感情を融合させることはできません。特に、主婦やOLを中心とした女性であればその傾向が強いといえます。いかんせん、女性は感情が先行するものです。だから、理屈では分かっているが、実際には・・・、ということが多いのです。

自分を許してあげる
自分を許してあげる

そんな時、自分の不甲斐なさに焦点を合わせてしまうことで、「やっぱり私には無理なんだわ!」という結論を導き出してしまう。

私には無理なんだという考え方は、何かと比較していることから発せられる言葉です。

たとえば自分がこの世に一人しかいないとすれば、比較する人はいません。だから、自分がやっていることが全てであって、良いも悪いもそこには存在しない。もっといえば、良いとか悪いということそのものが存在しないわけです。比較対象も基準もないからです。

一方、自分にはダメなんだという発言の裏には、何らかの比較対象を持った言葉です。

では、この発言の意図はいったい何と比較をしているのか?

それは、

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