資格試験に落ちたらどうする?落ちるのが怖い

資格の勉強をする際に、「落ちるのが怖い」という理由で躊躇する場合があるかもしれません。

 

そういった、いわゆる不合格への意識が強くなると、チャレンジ意欲が薄れてきてしまうんですね。

 

もちろん、誰でも「落ちる」という前提で資格試験に挑戦するわけではありません。

 

一方で、難関の資格試験であれば、合格者は10%前後となるわけですから、ほとんどの受験者は「不合格になる」というのが実態です。

 

だから、「絶対受かる!」という前提で勉強をしても、思ったような結果を得られないことも当然にあるわけです。

 

ならば、やはり合格可能性が低いから、挑戦は辞めておこう・・・というような話に繋がってくる。

 

落ちるのが怖いという発想自体、どのようなことがいえるのでしょうか。

 

落ちることで、自分自身を否定された気になる、勉強に費やした時間が無駄になる、周りの人に恥をかく・・・など、まあ、いろいろとあるわけです。

 

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初めて資格の勉強をするのですが不安・大丈夫でしょうか

今年も4分の1が終わり、これから春の時期。

 

春といえば、何か新しいことを始めようという人が増えてきます。あなたはいったいこの春から何を始めるのでしょうか?まだ何も考えていないという人はもったいない。是非、何か新しいことにチャレンジしてみてください。

 

ところで、この時期になるとよくある相談が、「初めて資格の勉強をするのですが不安です、大丈夫でしょうか?」という質問です。

 

この質問に対する私の答えはいつも決まっています。

 

やってみたんですか?

 

これだけです。やってみないことには何も分かりませんし、始まることもありません。

 

 誰でも新しいことをする、ということは初めてのことです。

 

あなたの大切な子供が熱を出した。この場合、「初めてだから何をして良いのか分からずに放置する」ということはないでしょう。

 

自分の過去の経験から情報を引き出し、「頭を冷やす」「医者に連れて行く」といった行動を起こすはずです。

 

それが適切かどうかは別としても、自分の経験の中で最も妥当性のある行動を取ろうとするでしょう。その行動が最良のものではないとしても、それに気付くことができれば次から似た状況の場合に最良の行動が取れるようになります。

 

知らなかったことを自らの行動によって「知る」瞬間であり、今後永久に使うことのできる「知識」を手に入れた瞬間がそこにはあります。

 

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サッカーは上手くなってから練習すれば良い

「分かった」より「できる」の方が大切

社会人が資格の勉強をする場合、やたらに「理由理屈」にこだわる人がいます。なぜそうなるのか、どうしてそうなのか?というように。

 

確かに、考え方をしっかりと押さえるということは大切なのですが、どんなにしっかりと考え方を押さえていても、できなければ意味がない。逆説的に考えれば、どうしてそうなるのかを知らなくても、できればとりあえず資格試験に合格することはできます。

 

 好奇心旺盛な子供というのはどんなものでも触りたがる。乗っかりたくなる、いじりたくなる。

 

私の子供もそうですが、ゲームや携帯電話をとにかく触る触る。そして、よほど私よりも早く、そして上手く使いこなすことができるようになる。これには本当に大人が「唖然」としてしまいます。

 

私は説明書を読んで、じっくりと使い方を知った上でいじり始めますが、子供にはそんなものは必要ない。説明書なんて読まなくても、しっかりと使い方をマスターしている。もちろん、便利な機能は知らないかも知れないけれど、そんなことはお構いなし。なぜならば、しっかりと使いこなせているから。

 

考え方よりも先にやり方を覚えてしまう。なんとも子供らしいこと。

 

でも、実は資格試験もそれで良いのです。解くための考え方を知ることよりも、解き方の方法論を先に覚えてしまえば良い。分かっているかどうかよりも、できるかどうかの方が合格するためには重要なのです。

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小さな「できた」を大切にする

合格を手に入れられる人、そうでない人

資格試験の勉強をしていると、「なかなか点数が上がらない」と思うことがあります。

 

いくら勉強しても模擬試験で高得点を取ることができないと嘆く人、一方では今回の模擬試験では前回よりも1点得点を上げることができたと喜ぶ人。人によって、点数の上昇幅における幸せ感は大きく異なります。

 

たった1点でうれしいと思う人がいると思えば、たった1点ぐらい何の意味もないと思う人。しかし、たった1点の小さなうれしさを大切にする人が、合格という大きなうれしさを手に入れることができるのです。

 

どんなことでも、大きな成果をいきなり手に入れることができるということはありません。

 

それは、よく恋愛で例えることができます。出会ってからいきなり結婚へと向かうということは少ないでしょう。そういった大きな幸せを突然掴んでしまってもむしろ上手くいくことは少ない。

 

お互いに付き合いを重ねながら小さな幸せを積み上げいく。その際に、小さな幸せをお互いに感じることができなければ、恋愛はそこで終わりです。お互いに小さな幸せに気付くことができるからこそ、最終的に大きな幸せを手に入れることができる。

 

勉強というものも同じです。

 

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自分を許すこと【脱・完璧主義】

できない自分にOKを出す

 

資格試験の勉強をしていると、「また忘れている!」「なんでこんなことができないのだろう」などと、自分の実力のなさに気づかされることがあります。

 

しかし、誰もが簡単に合格できてしまうような資格試験にいったいどれほどの価値があるのでしょうか?誰でも合格することが出来ない資格試験だからこそ、意味があるともいえます。

 

 女性の中で意外と多いのが「完璧主義」な人です。問題を片っ端からやらないと気がすまない、この問題が解けないと先に進んではいけない、といったある種の脅迫観念を自分の中に持ってしまう。

 

確かに、自分に厳しいという意味では素晴らしいことですが、資格試験の合格を考えるのであれば「完璧主義である必要はない」のです。

 

100点を取らなければ合格できない資格試験というのは存在しません。高くても70点程度、ならば30点はそもそも捨てても良い点数であり、勉強範囲なのです。

 

完璧主義になってしまうと、この30点までも狙うような勉強になってしまい、結果的に進みが遅くなったり、自分の記憶力の悪さを呪うような結果となったり、ついには勉強を放棄したくなったりするものです。

 

そんな人は、自分を許すことを知って欲しいと思います。

 

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文字の行間を読む【本試験では問題文にヒントあり】

問題文の行間を読む

解けば解くほど良い意味で思い込みが激しくなる

 

資格試験の勉強は、繰り返し問題を解くことが重要です。

 

何回か繰り返せば、いずれは問題そのものを見れば解答がイメージすることができるレベルまでいきます。それはそれで勉強の成果、すなわち「記憶した状態」になるため素晴らしいことなのですが、本試験では冷静になる必要があります。

 

問題文の行間を読む 資格試験も回数がこなれてくると、作問者もあの手この手で受験生を「引っかけよう」とします。そして、問題を繰り返し解くトレーニングを行なっている受験生ほど良い意味でイメージ的に解いてしまい、引っ掛かる可能性が高くなってしまいます。

 

本試験では過去問と似たような問題が出題される傾向にありますが、仮に択一式問題であるとして、過去問とほぼ同じような選択肢が並んでいると、無意識のうちに答えを「これだ!」と選んでしまったりしますが、実はいつもは「正しいもの」と聞かれていたものが、本試験では「誤っているもの」と聞かれていたなんてことがあります。

 

あるいは、会計系の試験であれば単位間違いというものも多く、似たような問題であれば単位を自分で千円と決め付けていたりしますが、よく問題文や解答を見ると「万円」となっていたりすることがあります。

 

要するに「早とちり」というものですが、過去問を問いた回数が多いほど善し悪しは別にして「思い込み」の傾向が強くなってしまうことがあります。同じように過去問を解いているときには問題は生じませんが、本試験も同じような対応をしてしまうと足元をすくわれるような結果になってしまいます。

 

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