時間感覚を身につける

自宅で勉強しているとそれほど気にはしないと思いますが、資格試験の本試験では試験時間が決まっています。

あまり知らないことかも知れませんが、本試験に時間切れになってしまうというケースは意外と多いのです。

時間切れに注意
時間切れに注意

解けるはずの問題が、時間切れで解くことができなかったというのでは、泣くに泣けません。

特に、問題の構成によっては、最初に嫌がらせのように難しい問題を出題して、時間を浪費させ、最後の方に簡単な問題を並べてくると言うような出題の仕方もあります。

これは、まさに出題者(問題作成者)の罠にはまった状態です。問題を作成する側も、いろいろと工夫しているということでしょう。

これを回避するためには、予め問題を解く前に、どのような問題が出題されているのかの全体像をしっかりと把握することが重要に鳴るのですが、それは本試験時の対応方法になります。

今は、直前期にある程度早く問題を解くことができるように訓練をしておくことがポイントになります。

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直前期にはインプットよりアウトプット重視

資格試験の直前期には、スピードを意識して勉強をしていくことがポイントです。今までは、テキストをじっくりと読んだり、ゆっくり問題を解いたり。これらは、インプットをするためにはじっくりと行うということが必要になるので、それはそれで問題ありません。

一方、直前期の勉強の柱となるのは、インプットではなく「アウトプット」です。既に、インプットは出来ているという前提で、どんどん知識を定着化させるために開店させていくことが求められます。

インプットは、知識を頭の中に入れる作業。一方、アウトプットは知識を外に出していく作業。つまり、頭の中に辛うじて残っている、あるいは入り込んでいる知識をより強固にするために、繰り返し出し続けることで定着を促します。

アウトプットを効果的に行うためには、繰り返しの数とスピードです。これらは、お互いを補完し合う関係を持っています。

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できるものよりできなものを明確にする

資格試験の直前期には、やることは1つだけ。

それは、「今まで解いた問題をひたすら繰り返す」ことです。それ以外に方法はありません。最新の情報を入手することでも、新しい問題集を購入することでも、テキストを読み返すことでもありません。

問題を徹底的に解き直す、今すべきことは極めてシンプルなのです。

ただし、注意して欲しい点があります。それは、問題を繰り返す際に、自分の好きな問題や科目に偏るのを避けることです。

誰だって、問題を解く中で「正解」になる方が不正解になるよりもうれしいことです。そのため、直前期には「自分ができる問題」や「好きな科目の問題」を解くことに傾注してしまうことがあります。

しかし、多くの場合、それらは既に解くことが可能であり、つまり「点数を取ることができる」問題なのです。これらの問題は、あなたの頭の中に記憶として定着していますので、優先順位は高くありません。直前期の時間は本当に貴重です。勉強優先順位を決めることも重要なのです。

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分からなかったものが分かるようになる時期

資格試験の勉強も直前期になると、いろいろな変化に気付くことが多くなります。例えば、今までは問題を解くのに時間が掛かっていたはずなのに、早く解けるようになったり、問題をパッと見た瞬間に答えをイメージすることができるようになったり、テキストのどこに何が書いてあったのかイメージすることができるようになったり。

これらは、全て、今までの勉強の賜物です。上記のようなことを1つでも感じることができれば、あなたは資格試験に合格することができるチャンスを持っています。

継続的に勉強を繰り返さない限り、これらの変化は訪れることはありません。種を撒き、水をやり、丁寧な世話をして果実をようやく収穫するかのように、あなたの中で大きな変化が起こっているのです。

パズルと一緒
パズルと一緒

そして、今まで分からなかったことが分かるようになっている自分に気付くはずです。

あれだけ考えても分からなかったものが、今では当たり前のように分かるようになっている。あるいは、あたかも何かにとりつかれるかのごとく、急に目の前のモヤモヤが消えて、分かるようになった。

直前期には、そんな経験をする主婦やOLが多いと思います。

これは、まさにパズルと同じ原理です。

パズルも少ないピースでは全体像が分かりません。しかし、1つ1つ時間を掛けてはめていくことで、徐々に絵が出来上がってくる。

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不安を消すための矛盾した勉強

多くの資格試験で本試験が実施される時期になってきました。7月から10月にかけて、特に大規模な試験が実施されていきます。

本試験まで随分時間があると思っていたのに、この時期になってみると1日でも惜しくなる。そんな感覚を味わっている主婦やOLは多いと思います。時間の流れと言うものは過ぎ去ってみればあっという間であり、それは戻ることはありません。

気持ちを入れ替えて、過ぎてしまった時間を後悔するのではなく、これから残された時間をどう有効活用するのかと言う視点で考えるようにしてください。

さて、本試験が近づけば近づくほど、不安な気持ちになるものです。その不安の根源は焦り・緊張・疲れなど精神的な部分が大半です。その不安をかき消すかのように勉強に追い込みを掛ける女性が増えてきます。これはこれで大変素晴らしいことです。

しかし、中には合格を遠ざけるような勉強をしてしまう女性がいるので注意が必要になります。

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直前期はロボットになる

6月から、資格試験の本試験がたくさん実施されます。既に、直前期に突入している受験生の方も多いことでしょう。

直前期の時間の使い方次第で、得点力は一気に伸びていきます。そのため、気を抜かずにガンガン勉強していくことが重要ですが、特に精神面での自己コントロールがポイントなってきます。

焦りと緊張、様々な感情が入り乱れる中で、コツコツ勉強を続けていくためにはそれなりの精神力が求められます。そこで、是非押さえておきたいのが「ロボットになる」という考え方です。

直前期になれば、新しいことに手を出すと言うことはほとんどありません。そのため、ほとんどの時間が今までの勉強の復習に費やされることになります。

この場合、感情的になって進めることに何ら意味はなく、むしろ感情は一切排除して、機械的に進めていくことが重要になります。

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