節目をつける【資格勉強のタイミングを意識する】

結局のところ、資格試験というのは勉強を続けてさえいれば必ず合格することができるというのが結論的にいえます。

でも、その継続するということが、簡単そうで最も難しいことなのです。初めて資格試験の勉強を開始しようとしている主婦・OLは、私の頭で合格できるでしょうか?難しい問題を解くことができるようになるのでしょうか?という不安を持っています。そのような不安を持つことは分かりますが、基本的にそのような不安は資格試験の合否とはほとんど関係がありません。

小槌でバーンと時間を区切る
小槌でバーンと時間を区切る

つまり合格条件として頭が良いことも、難しい問題を解けるようになることも必要ではありません。

必要なのは、基本的な勉強をただひたすら繰り返すこと、それだけです。

しかし、単純なことほど難しいというのが現実なのは、あなたにはお分かり頂けるでしょうか?

単純なこと、すなわち基本的なことに対しては、人間はそれほど価値や意味がないと感じる傾向にあります。

だから、新しいことであったり、難しいことや複雑なことにある種の価値を感じるわけです。

すでにたくさんの合格者からの事実として、特殊な能力や特殊な勉強方法は必要内ということが明らかとなっているのに、「記憶力が高まる」「1週間で資格試験に合格できる」というような教材等があると手を出したくなってします。

もちろん、そういった教材やノウハウを否定するつもりはありませんが、結局そういったノウハウを自分のものにするためには、続けることが前提になります。続けない限り、自分のものとして使いこなすことはできない。

そうすると、どうなるか。

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できることだけをやる

できないことを無理にやろうとして自分を追い込んでしまう女性がいます。何も資格試験に限ったことではありませんが、資格試験の勉強は自分を追い込むためのものではありません。

受験生の中には、仕事を辞めて「自分を追い込みながら」資格試験の合格を目指す女性もいます。それはそれで構いませんが、そういった極限の状態に自分が耐えることができると言う前提でないと、精神的・肉体的なバランスを崩す結果となってしまうこともあります。

資格試験は博打ではありません。自分がその資格を欲しいと思う、合格したいと思うのならば、そこまで自分を追い込まなくても合格することはできます。できるだけ、現在の環境を変えずに勉強を続けることができると言うのが理想の状態です。

自分に負荷を掛けることで敢えて成長を促すと言う方法も無いわけではありません。しかし、人間はできることしかできません。できないことは、逆立ちしたってできないのです。

資格試験は、あなたのできる範囲の中で勉強すれば必ず合格することができます。

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何でも良いから1番になる

資格試験の中には、複数の科目を勉強しなければならないものがあります。慣れないうちは、あれもこれもということで、全体的にとりあえず広く浅くやってみる。しかし、一通りやったがどれも自信がない状態、と言うことになりやすいのです。

特に、資格試験の勉強を始めて行う主婦やOLは、全てを完璧にしなければいけないという思考が働いて、全部の範囲を同じように勉強しようとします。

もちろん、この勉強方法を否定するつもりはありませんし、これはこれで良いのです。一方で、もう少し異なる方法も存在します。

それは、少ない範囲を徹底的に繰り返して勉強して、まずは何かで「これは誰にも負けない」と言うものを作るのです。例えば、10科目勉強しなければいけないとしたら、まずは1科目だけを徹底的に行う。仮に、科目ごとの試験があったとしたら、他の科目を無視してでも一つだけの科目で100点を狙う。

結果的に100点になれば、それは1番だということです。1番になれば資格試験では必ず合格することができます。後は、同じように残りの9科目を勉強すればよい。つまり、小さい範囲や特定の分野であったとしても、そこで1番を取ることができれば自分の勉強方法は間違っていないという自信を持つことができると言うわけです。

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食わず嫌いをなくそう

多くの資格試験では、いつくかの科目を勉強しなければなりません。簿記検定であれば、2級以上は商業簿記と工業簿記の2つの科目がありますし、社会保険労務士になれば、10科目程度の勉強が必要です。

本試験までに、これらの科目をバランスよく勉強していくことが必要になりますが、言うほど簡単なことではありません。やはり、誰しも好きな科目と嫌いな科目が出てくるからです。でも、好きと嫌いとが必ずしもできるとできないのイコールの関係にはなりません。

単なる食わず嫌いかも
単なる食わず嫌いかも

資格試験は点数が取れるかどうかが重要なのであって、好きか嫌いかということはあまり関係がありません。好きな科目でも、勉強方法を間違えてしまうと点数が伸びない結果になりますし、嫌いな科目でも、実はやっていないから点数が伸びない、結果的に嫌いになっている、というだけのことも多いのです。

つまり、単なる食わず嫌いと同じであって、食べれはその美味しさに気付くと言うこともたくさんあるわけです。

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朝型と夜型どっちが良い?

忙しい主婦・OLであれば、勉強時間の確保が悩みの種。よくある質問が、「勉強スタイルとして、朝型と夜型のどちらが良いのか?」というもの。

結論から言えば、どちらでも構いません。朝型か夜型かという時間帯が重要なのではなく、自分の生活の中に勉強と言うものをしっかりと固定的に位置付けることが大切です。

朝型の方が捗るのであれば、朝型にすれば良いでしょうし、夜型の方が静かで集中しやすいならば夜型にすれば良い。時間帯よりも、自分の勉強しやすさや勉強時間の確保しやすさで考えてほしいのです。

ただし、できればこれだけは押さえておいて欲しいことがあります。

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無理に覚えようとするから嫌になる

資格試験では、最終的には記憶力を問われます。資格試験に合格するためには、本試験の問題を解くことができなければなりません。

本試験の問題を解くためには、結局のところ、その問題を解くための知識が必要になります。本試験では考えるという力は基本的に必要ありません。多くの受験生が、「本試験は考えて考えて考え抜く」という前提を置いていますが、実際には「考えているように思えて、記憶を思い出している」と言えます。

例えば、文章問題を考えるにしても、その文章に含まれている専門用語などの意味を覚えていなければ意味すら分からない訳ですから、考えることは不可能です。ベースとなる知識がなければ考えることができないのは当然で、だとすれば、本試験と言うのは、突き詰めて考えれば記憶力の勝負と言うことになります。

記憶力の良い人が資格試験に合格しやすいか?と聞かれれば、その通りだと言わざるを得ません。しかし、いくら記憶力が良くても、勉強する箇所を間違えてしまっては、合格を勝ち取ることはできないでしょう。記憶力の良い人に限って、難しい問題やそれほど出題されない問題に勉強時間を割く傾向があります。でも、資格試験と言うのは、過去問で頻繁に出題されている基本的な問題を覚えていけば誰でも合格することができるのです。

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