順序を変えて刺激を与える【問題演習】

いつもとやり方を少し変えてみる

 

資格試験の勉強では、問題を繰り返し解くというのが基本になります。そうだとすると、1つの問題集をボロボロになるまで繰り返しやっていくことになりますが、この場合、偏らないように満遍なく問題をこなしていくことが必要です。

 

 一般的に、問題集は最初の方から解いていくことになりますが、この場合、最初の方は繰り返し解くことが多く、最後のほうの問題になるとあまり解いていないということが起こりやすくなります。

 

例えば、問題が1から100まであったとします。最初は1から始めていきますが、1から10までやって、また1から10までやって、次に11から20までやって、今度は1から20までやって・・・というように、最初にある問題を特に多く解いているケースが大半です。

 

この場合、問題番号の始めのもの(問題集の最初のほう)は記憶としてかなり残っているのですが、終わりのほうになると解いている回数が少なくなるため、終わりのほうは記憶があいまいということになりやすいのです。

 

もちろん、最初のほうの問題を繰り返し解かなければ最初のほうも忘れてしまうことになりますが、と最初のほうの問題は基本的な内容が多かったり、勉強に熱心な状態で解いた頃のものが多いことから、意外と記憶に残っているものです。

 

しかし、これではバランスが悪いということになります。問題集の最後のほうは、応用的な問題や重要問題なども多いからです。

 

逆に解いていく

 

ならば、簡単な方法があります。

 

それは、問題集を逆に解いていくことです。単純ですが、意外と高い効果を得ることができます。最初のほうから解くことに慣れていると、後ろのほうから解いた場合、なぜだか難しく感じることがあります。

 

これは、最初のほうから解くという「順番」などによってその問題のパターンを記憶していることが多いためです。

 

例えば、アルファベットを覚えているとして、Aから順に暗唱しようとするとA,B,C,D・・・とスラスラいえるものです。しかし、Sから始めようとすると、なかなか続きません。頭の中で、Sより前をイメージして(例えば、人によりますがQ,R,S,T・・・などQまで戻って)思い出すということが必要になる場合があります。

 

これは、自分の中で一定の塊によって覚えているということがいえるのです。同じように、Aからはいえるが、Zから逆に暗唱しようとすると、なかなか難しいものです。A~Zまでの流れで覚えているため、Aからの順でないと答えにくい。

 

これが、資格試験の問題においてもいえるということです。

 

本試験で途中にある問題を出されたときに、同じような現象に陥ってはマズイわけです。

 

ですから、問題を逆に解くということは脳に刺激を与え、記憶をどちらからも呼び起こすことができるようになります。同じように、問題集を適当に開いてそこに載っている問題を適当に解いていくということでも良いでしょう(ランダムに解くということです。)

 

この方法は同じ問題であっても、順番が変わることによって異なる印象を持つということを実感することや、記憶を強固なものとすることができるようになります。

 

オススメの方法です。

 

 

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